好調・日本ハムを支える山崎福也、初のタイトル獲得へ!
2年連続で最下位に沈んだ日本ハムが、今シーズンは好調だ。首位のソフトバンクとは4.5ゲーム離れているものの、勝率.595(25勝17敗2分)はリーグ2位で、セ・リーグ首位の阪神(勝率.581)よりも上。大躍進と言っていいだろう。
そのチームを牽引しているのが、今シーズンから加入した山崎 福也投手(日大三出身)だ。移籍1年目の今季、4月2日の初登板こそ敗戦投手となったものの、2試合目以降は負けなしの5連勝。パ・リーグの最多勝争いでトップを走っている。また8試合の登板で7試合のQS達成と安定感は抜群だ。
ここまでは全試合、週の頭である火曜日を任されている点も見逃せない。エースクラスの投手たちとのマッチアップが多い火曜日で、これだけの成績を残しているのは、チームにとってもとてつもなく大きい。
山崎は日大三(東京)から明治大を経て、2014年ドラフト1位指名でオリックスへと入団した。日大三から大卒でドラフト1位指名を受けプロ入りした選手は、大橋 穣(日大三→亜細亜大→1968年東映1位)、佐藤 道郎(日大三→日本大→1969年南海1位)、髙山 俊(日大三→明治大→2015年阪神1位)そして山崎と4人いる。
山崎以外、この3人はいずれもプロ入り後にタイトル、あるいは表彰を受けている。
守備の名手として名を馳せた大橋は、遊撃手としてべストナイン5度、ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)を7度も受賞。時代を築いたショートストップだ。
大橋の一学年下にあたる佐藤は、1年目からフル回転。最優秀防御率と新人王を同時に獲得した。以降も最高勝率と、2度の最多セーブのタイトルを受賞している。高山も入団1年目から規定打席に到達し新人王を受賞した。
現時点では、日大三から大学を経て大卒ドラフト1位入団の選手で、山崎だけが唯一タイトルがない。山崎もこのままの勢いで白星を積み重ね、母校の先輩や、後輩たちと同じくタイトル(表彰)を獲得できるだろうか。
※数字は2024年5月25日終了時点
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