横川凱が今季初勝利! ”史上最強”大阪桐蔭2018年4人の現在地
藤原恭大、根尾昴、柿木蓮、横川凱
4月27日に行われたDeNA対巨人(横浜スタジアム)の試合で、巨人の先発横川 凱投手(大阪桐蔭出身)が5回無失点と好投し、今シーズン初勝利をマークした。今回は9連戦中だったことで先発の機会が回ってきたこともあり、先発ローテーションの座をつかんだわけではない。再び中継ぎで結果を出しながら、先発の機会をうかがっていくことになる。
横川は大阪桐蔭時代の同級生に、中日・根尾 昂投手、日本ハム・柿木 蓮投手、そして、ロッテ・藤原 恭大外野手と、3人の高卒プロ入りの同期入団がいる。横川は同じ投手だった根尾、柿木と比べると甲子園での登板機会は少なかった。
横川は2年春から4季連続で甲子園に出場したが、登板したのは4試合だけで投球回数は10.1回しかない。2年夏の甲子園ではベンチに入ったものの登板はなかった。
一方で根尾は7試合で42回、柿木も12試合で62.2回を投げている。両投手の半分にも満たない投球回数だった。
甲子園での実績だけをみると横川は、2人に大きく水を開けられていた。しかし、プロでは、根尾は入団からしばらく野手(二刀流)としての起用だったこともあるが、1軍ではここまで白星を挙げていない。2軍でも2勝目をマークしたばかりだ。柿木も未勝利で現在は育成契約となっている。
<3人の1軍通算成績(5月4日現在)>
横川凱(巨人)
29試合(110回)5勝10敗 防御率3.76
根尾昂(中日)
27試合(41.2回) 0勝0敗1ホールド 防御率2.59
柿木蓮(日本ハム)
4試合(4.1回) 0勝0敗 防御率2.08
横川は昨年1軍で20試合(先発16試合)に登板し、4勝(8敗)をマーク。そして今年も白星を挙げた。現時点では根尾と柿木よりも、プロでの実績は上回っている。横川はこのままチャンスをモノにして、プロでの実績を積み上げていくことができるだろうか。一方の根尾と柿木は横川に追いつき、追い越すことに期待したい。
※2024年5月4日終了時点
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