都立石神井高等学校(東京)
主将として、4番として、チームを引っ張る飯島 慶之選手(都立石神井)
常に全力疾走で行動することを貫く
■「スポーツの石神井」と称される伝統校
東京都練馬区にある東京都立石神井高等学校は、1940年に東京府立第十四中学校として開校。その後、幾度かの校名変更を経て、1950年に現校名となった。現在は普通科が設置され、国公立や難関私大への進学を目指す特進クラスもつくられている。また、「スポーツの石神井」と称される伝統も継承しており、体育祭は毎年、多くの来場者を迎えることでも知られている。野球部は昨秋、一次予選を突破し、東京大会に出場を果たした。
■都立石神井野球部の紹介
野球部は2年生8名、1年生15名の計23名。現在は改修工事のためグラウンドが使えない状況だが、テニスコートでボールを使った練習をしたり、校舎内で羽打ちをしたりして対応している。また、「何事も全力でやること」をテーマに新チームは始動。飯島 慶之主将は「移動する時は常に全力疾走で行動することでチームの最初の一歩を踏み出そうと考えていました」と話し、「挨拶や返事など、誰でもできることをしっかりできるのが今年のチームです」と野球以外の部分もおろそかにしていない。
■今年のチームが始まって、最も印象に残っていることは?
「一次予選を突破して、初めて本大会に出場したことが思い出深い」という飯島主将。また、東京大会の出場が決まった後の練習試合で日大二と対戦し「自分たちの実力を知るうえで、まだまだ自分たちに足りないものが分かりました」と、振り返る。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
キャプテンとしてチームを引っ張りつつ、4番打者として大事な場面で一打を放った飯島 慶之主将。50mを6.0秒で走る快足でトップバッターを務め、出塁したら必ずホームに返ってきてチームの原動力になった吉田 侑司選手が活躍。さらに、今春から夏にかけては「山口 楓真選手や土屋 太一選手がキーマンになってくれると思う」と飯島主将は期待をしている。
■この冬の意気込み!
オフシーズンは週5日、6kmを走って下半身を強化。さらに、毎日、30秒間で30スイングを10セット行うことで打力向上を図っている都立石神井。また、トレーニングなどの様々な数値を細かく測ることで、各選手のモチベーションを高めているという。「この冬で体も心も大きくしていきたい」と飯島主将。そして、「春、夏としっかり戦って勝ち上がっていきたい。夏はベスト8を目指します」と目標を掲げている。
チームのまとまりが良いところは他チームに負けない長所
室内練習場で打撃練習する選手たち(都立石神井)
ここからは、飯島 慶之主将と土屋 太一副主将のお二人にお話を伺いました!
Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください
飯島:守備では球際が弱かったこと。打撃では苦手なコースが分かりました。
土屋:打線のつながりです。
Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください
飯島:バッティングでは、アウトローとインハイを徹底的に練習したいです。
土屋:基礎体力を上げ、広角に打ち分けられるようにしたい。
Q. 応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?
飯島:初球から振っていく積極性を見てほしい。
土屋:気迫です。
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
飯島:チーム全体で徹底している全力疾走は負けないと思います。
土屋:上下関係がなく、1つのチームとしてまとまっていることです。
Q. このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
飯島:自分を追い込み、特に下半身を鍛えて、夏にしっかり戦える体力がつくように本気で頑張ります!
土屋:すべてにおいて全力でプレーします!
飯島選手、土屋選手、ありがとうございました!
[page_break:冬に泣いて、夏に笑え!]冬に泣いて、夏に笑え!
一次予選で決勝点を入れ盛り上がる都立石神井ナイン
ここから山﨑監督にお話を伺いました!
Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?
昨年のメンバーの大半が残り、前チームから心技体すべての面での上積み、レベルアップを目指しています。そのため、何事にも全力で挑む姿勢を「全力疾走」で示しています。
Q. 昨秋の大会を振り返り、冬の強化ポイントを教えてください。
秋季大会は本大会に出場しましたが、基礎技術を含めまだまだ向上が必要なチームだと感じています。
Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
冬に泣いて、夏に笑え!
山﨑監督、そして都立石神井高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!