日本大学鶴ヶ丘高等学校(東京)
恩返しの夏
■夏の甲子園に3度出場経験のある日大鶴ヶ丘
日大鶴ヶ丘は1951年に東京獣医畜産大学付属高等学校から改称し、日本大学鶴ヶ丘高等学校となった。部活動が盛んで、アメリカンフットボール部は2度の全国制覇をするなど強豪として知られている。野球部は夏の甲子園に3度の出場経験がある強豪校で、プロ野球選手も輩出している。
■118名の大所帯!
1年生32名、2年生35名、3年生51名の計118名という大所帯で活動している日大鶴ヶ丘野球部。このチームのウリをマネージャーの南 さゆりさんが教えてくれた。「人数の多さとベンチからの声、粘り強さがウリです」。住宅街にグラウンドがあるため、19時までしか練習できないため、昼休みに自主練習をするなど、工夫して練習量を補っている。目標は「東京制覇」。2014年以来の西東京制覇を目指し、日々練習に励む。
■もう同じ負け方はしてほしくない
新チームがスタートした時は、引退した時に後悔しないように、精一杯チームのことを考えて動くことをテーマにスタートした。
南さんが印象に残っている試合に秋季大会の都立日野戦を挙げた。7回までリードする展開だったが、終盤に逆転され負けてしまった。「とても悔しい思いをしました。もう同じ負け方はしてほしくないです」とチームの成長のための敗戦となることを期待している。
冬は「筋肥大」をテーマに、きつい練習もこなしてきた。動けなくなった選手にも全員で応援して励まし合ってきた。
■注目の選手は?
南さんは活躍してきた選手にキャプテンとして、守備でもファインプレーを見せた大塚 瞭、攻撃にも勢いをつけるような安定したピッチングをした赤星 優志、得点につながるヒットを打ち、頼れる2年生の鈴木 颯人、斎藤 北斗を紹介してくれた。夏のキーマンには赤星、長井 鴻太、松本 陸を挙げた。そしてもう一人、東 拓はつらい場面で打ってくれる大事な選手。夏の大事な場面での1本に期待だ。
■恩返しの夏
秋、春と思うような結果が出なかったため、最後の大会ではいい結果を残し、恩返しをするという気持ちで練習している。南さんは「一番長い夏、下剋上の夏、恩返しの夏にします」と語った。
2014年以来の西東京制覇に向け、準備は整った。
左から東 拓、長井 鴻太(日大鶴ヶ丘)
ジャイアントキリングを!
ここからは東 拓副主将(3年)と長井 鴻太選手(3年)にお話を伺いました。
Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。
東:勝負弱さです。
長井:打撃では何としても塁に出るようなしぶといバッティングを身に着けること、守備では高めに抜けた速球への対応です。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
東:この夏に一番の思い出を作ります。
長井:冬のトレーニングの終盤で一番きついときにみんなで声を掛け合って練習を乗り越えたことです。
Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
東:足です。
長井:捕手としてランナーを刺すところを見てほしいです。
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
東:仲が良いところと、部員数は負けません。
長井:部員の数、声量、スタンドの一体感は負けません!
Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください
東:最高の夏に、そしてジャイアントキリングを起こします。
長井:秋、春は自分たちの結果を出し切れずに負けてしまったので、最後の夏で絶対に勝ちたいです。
東選手・長井選手、ありがとうございました!
[page_break:3年生の意地に期待]3年生の意地に期待
ここからは萩生田 博美監督にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
隙の無いディフェンス力をテーマに練習を重ねてきました。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
3年生の意地に期待します。
萩生田監督、そして日大鶴ヶ丘高校野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!