東海大学付属札幌高等学校(北海道)
名物練習の1分走
■2015センバツ準優勝校!
東海大札幌高等学校は、全国に14校ある東海大学の付属高校の一つ。1964年に東海大四高等学校として開校。2016年に現在の東海大学付属札幌高校に校名を変更し、校舎も新設した。2015年春に行われた、第87回選抜高等学校野球大会では決勝で敦賀気比に敗れはしたものの準優勝を果たした、高校野球強豪校。
■名物練習である「1分走」
1年生43名、2年生40名、3年生43名の計126名という大所帯で戦う東海大札幌野球部。大学と連携しながらグラウンドを使用するという環境で日々練習に励んでいる。東海大札幌のウリは「投手力・守備力・接戦での粘り強さです」と浦田 純平主将は語る。東海大札幌はグラウンド1周を全員が1分を切るまで走る「1分走」を名物練習としている。名物練習で培った、体力と精神力で夏の日本一を目指す。
■秋・冬を超えて
印象に残っている試合として浦田主将の口から出たのが、秋の札幌支部1回戦・北海との一戦だ。「8回まで負けていましたが、自分の3塁打から4点を奪って逆転勝ちを収めたので」と理由を語った。加えて「昨夏の全道大会準決勝で北海に敗れていたんです。先輩のリベンジを果たせました」と振り返った。オフシーズンは食事やウエイトトレーニングなどで体を大きくすることに励んだ。「厳しいトレーニングでしたが、乗り越えたことでチームが1つになりました」と浦田主将。
集合写真(東海大札幌)
■キーマンになるのは?
浦田主将に活躍してきた選手を挙げてもらうと、高杉 勝太郎、富田 健太、櫻井 太一の名が挙がった。「高杉はエースとして、富田はピンチの場面で、櫻井は秋支部予選準決勝でサヨナラ本塁打を放ってくれました」とコメント。
また、夏に向けてキーマンになる選手には、浦田主将自らが名乗り出た。「キーマンになります!」と力強く宣言。夏の活躍に期待したい。
■悔いのないように
夏に向け、打撃力の強化をテーマにしている東海大札幌。浦田主将は「悔いが残らないよう、やり切ります!」と意気込んだ。
下﨑 剛主、中尾 駿希(東海大札幌)
日本一を目指して
ここからは中尾 駿希キャッチボールリーダー(3年)と下﨑 剛主アップリーダー(3年)にお話を伺いました。
Q.夏に向けて見つかった課題を教えてください
中尾:キャッチボールの正確性・打撃力アップ・試合で迷いなくプレーできる強い気持ちです。
下﨑:攻撃力です。
Q.ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?
中尾:100本ダッシュと、秋練習の1分走です。
下﨑:秋の1分走です。グラウンド1周を走るのを10本やるのですが、全員がタイムを切らないとカウントされないのできついです……
ですが、終わった時の達成感は何とも言えません。その後チームの団結力が増しました!
Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?
中尾:初球からガンガン振っていくところです!
下﨑:どんな立場であれ、一番声を出します!
Q.このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?
中尾:守備の安定性です!
下﨑:流れに乗ると止まらないところです!
Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!
中尾:日本一の熱男になります!
そして、「日本一」をモットーに、一戦必勝で全力で戦います!
下﨑:日本で一番長く、高校野球をします!!
中尾選手・下﨑選手、ありがとうございました!
[page_break:最高の形で最後を迎えられるように]最高の形で最後を迎えられるように
ここからは戸田 敬太部長にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
このチームは個々能力が高く、大きな可能性を感じています。それと同時に「自分たちに足りないものは何なのか」を考える時間も設けてきました。
時にはぶつかり合いながら、確実にチームとして成長しました。大脇監督のもと、主将の浦田を中心にチーム一丸となって、「夏の甲子園出場・そして日本一」を目指してやっていきます。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
ここまで、辛いこともたくさんあったと思います。夏は、最高の形で最後を迎えられるよう、チーム一丸となって全力で最後までやり切ろう!
戸田部長、そして東海大札幌野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!