Column

第90回センバツ!!出場選手のスターを見つけ出せ!!

2018.03.09

 寒い季節がやっと終わりを迎えようとしていますね。街を歩いていても、春らしい色合いの洋服がちらちらと目立つようになってきました。
春はもうそこです。
 という事は、第90回選抜高校野球大会がすぐそこです!!

 みなさんこんにちは!!俳優の吉村卓也です!!今月も、連載コラム「スターを見つけ出せ!」みなさん最後までお付き合いお願いいたします!

さてさて、今回のコラムはタイトル通り、今大会、センバツ出場選手の中でスターを見つけて行こうと思います!!正直今大会はですね、すでに脚光を浴びているスター選手の出場は少なめかなと思います。

 2017年の夏の甲子園、優勝時に花咲徳栄で4番を任されていた、野村 佑希選手。怪物清宮の後の4番を打った、早稲田実業野村 大樹選手といったミレニアム世代を代表する超高校級スラッガーは未出場となっています。
 個人的には横浜万波 中正選手や、2年生ながらUー18日本代表にも選出された報徳学園小園 海斗選手らが甲子園で躍動する姿も見たかった…。

 え?じゃあスター選手いないの?と思った方もいらっしゃるでしょう。「そんな事はございません!!!」今大会注目の選手はたくさんいます!それでは本題に移りましょう!!

吉村卓也が選ぶスター候補たちは?


注目選手1人目の市川 悠太選手

 まず注目選手1人目は!!
 市川 悠太 明徳義塾 右投右打 投手

 明徳義塾では1年時からベンチ入り。MAX145キロの直球を武器とする本格派。サイドよりやや上からの直球は抜群の伸びをもつ。スライダー・チェンジアップ・スプリット・ツーシームと変化球も多彩。

 そんな市川選手の魅力ポイント!!!
・伸びのある直球を産むピッチングのしなやかさ、体の使い方が抜群にうまい。
・140キロ台の直球と、120キロ台の変化球を使った緩急。
・ピンチに動じない強心臓。

 いや〜、このタイプのピッチャーは強いですよ。バッターからしたら捕まえ辛いです。もともとMAX145キロに加え、直球が伸びる伸びる。バッターの体感からしたら3〜5キロは上乗せの球速に感じるのではないでしょうか。
 それに多様な変化球ですから、タイミングが取り辛いタイプです。今大会注目選手である事は間違いないと思います!!


三拍子の揃った森下 翔太選手

 注目選手2人目!!
 森下 翔太 東海大相模 右投右打 外野手

 東海大相模では1年秋から4番打者として活躍。現在通算44本塁打のパワーヒッター。

 そんな森下選手の魅力ポイント!!
・長打を広角に飛ばせるリストの強さ。
・4番バッターとしての勝負強さ、自分で流れを作れるゲームメーカー。
・4番バッターながら盗塁も狙える足。

 通算44本。この数字だけで彼が魅力的なバッターだという事は伝わりますよね。ただそれだけじゃないのが森下選手。打ってよし、走ってよし、守っても強肩と三拍子揃った選手です。
 同じくミレニアム世代で脚光を浴びている、早稲田実業野村 大樹選手、大阪桐蔭根尾 昂選手藤原 恭大選手(今大会出場)の陰に隠れてはいましたが、間違いなく最注目の逸材です。昨年の甲子園の広陵中村 奨成選手(現広島)を彷彿とさせる華々しいデビューが期待出来る選手です!!

[page_break:データ野球で有名なあの学校が一押し]

データ野球で有名なあの学校が一押し


3人目で挙げられた大谷 拓海選手

 注目選手3人目!!
 大谷 拓海 中央学院 右投左打 投手

 MAX145キロ!!スライダー・フォーク・カーブの変化球!!打っては4番!!通算23本!!漫画みたいだね!!

 そんな大谷選手の魅力ポイント!!
・なんといっても二刀流!!その両刀が超高校級。
・ボールに逆らわず打ち返せる野球センス。

 というかもう、野球センスの塊。投げては直球の切れが半端じゃない。打者の体感ではもっと速く感じますよ。
打っては広角に飛ばせるバットコントロール。それに逆方向にも飛距離が凄い。どこにでも長打を狙えるリストの強さを感じます。
 対戦校は嫌でしょうね。投手であり野手なわけですから。彼のプレーは素材の良さを物凄く感じますね。今が荒削りだという事は全く無いですが、まだまだ伸びる余白を感じます。プロの世界に入ってからも成長をずっと見ていたい選手です。

 はい!という事で今回は3人のスター選手を紹介しました!この選手たちが、センバツでどんな活躍をしてくれるか!今からワクワクが止まりません!!
 そしてここで、もう一つ注目を、注目校を紹介します!!21世紀枠より、滋賀県の膳所高校!!

 なんと膳所高校、偏差値70を超える関西屈指の進学校なんです。毎年京都大に30人前後送り出すほどです((((;゚Д゚)))))))そんな膳所の野球はセイバーメトリクス野球。…なんじゃそりゃですよね。要するにデータ野球です!!
 膳所高校は、普段からセイバーメトリクスと用いてデータを徹底的に分析!その野球でなんと秋県大会は8強入り!!そして今年から新しく「データ班」というものを作ったそうです!!!
 それは野球経験の全くない生徒2名が、プレーは一切せず、データを集計する事でチームを支えるものらしいです。

 今年28歳になった僕からしたらねぇ。時代は変わったな〜、と思いましたね(笑)このデータ野球で甲子園で勝ち進もうものならば、高校野球だけじゃなく日本の野球全てが変わっていくような気がします。
時代が変わるところも見たい気もするし、やっぱり今までの野球が正しかったんだという証明も見たい気もする…。

 なにはともあれ!!全ての選手が、培ったものを全て出し切って終われるような、気持ちのいい大会になる事を願っています!!
 そんなセンバツは3月23日(金)開幕です!!!皆さまお見逃しなく!また一緒に涙を流しましょう!!

それでは今回も最後までありがとうございました〜!

吉村 卓也

プロフィール

吉村 卓也
吉村 卓也(よしむら・たくや)
  • 出身地:広島県
  • 身長体重:166センチ52キロ
  • 生年月日:1990年2月4日
  • 特技:野球、バスケットボール、目を真ん中によせること
  • 趣味:読書、ギター、映画
  • 上記データは掲載時のものとなります。



この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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