イースタンで打撃7冠と奮闘中!日ハム・樋口龍之介(横浜)の高校最後の夏を振り返る
高校時代の樋口龍之介
いつもとは全く違うシーズンとなった2020年。そんな年に気を吐く選手がいる。日本ハムファイターズ・樋口龍之介。8月17日時点、イースタンリーグで本塁打・打率・出塁率・長打率・打点・安打数・二塁打数とリーグトップの圧倒的成績を残している樋口の高校時代を振り返りたい。
樋口龍之介(横浜 2012年)
神奈川大会
2回戦 8対0 上矢部
3回戦 9対0 有馬
4回戦 7対0 大和南
5回戦 12対2 日大高
準々決勝 3対4 桐光学園
高校時代は二塁手として活躍。横浜高校在籍時には下級生のころから試合出場を重ね、2011春夏、2012春と3度甲子園を経験した。2年夏と3年夏には5番セカンドでチームの勝利に貢献した。高校3年最後の夏では準々決勝で当時2年生だった松井祐樹のいる桐光学園と対戦。樋口は3番セカンドで試合に出場しており最終回に1打点を挙げるなどの活躍を見せるも敗退して4度目の甲子園出場はならず。神奈川8強で最後の夏を終えた。
横浜高校卒業後は立正大学へ進学。その後独立リーグの新潟アルビレックス・ベースボール・クラブを経て2019年に日本ハムから育成ドラフト2位で入団した。日本ハムは育成選手をドラフト指名したのは2018年が初。樋口は2期生となる。例年通りの開幕ではなかった今年のプロ野球だが樋口は1年目からイースタンリーグトップの9本塁打を放つなど現在7冠王と打撃成績リーグトップを独占している。168cmとプロの中では低めの慎重ながらも持ち前の打撃力を活かした活躍で早くも支配下登録となる日が明日にでも来るかもしれない。