甲子園練習1日目!強打の日大三を生み出した距離感とは?
甲子園練習1日目!強打の日大三を生み出した距離感とは?
小倉全由監督(日大三)
本日から甲子園練習が始まる。甲子園出場経験者が語る独自の甲子園練習法を語っていただきます。
まずは伝統的に強力打線を作り上げる日大三の小倉全由監督にお話を伺いました。小倉監督が初めて甲子園出場を果たしたのは関東一高時代の1985年でした。そこで感じた経験を伺うと、
「守備をやってあの甲子園の広さを感じさせないといけないと思っています。でも私が監督として初めてグラウンドに立った時、スコアボードが迫って来る感覚がした感じがあったんです。これは打撃をやらせないといけないと思って、甲子園にいけば、絶対に打撃をやらせますね」
絶対に打撃をやらせると意図は何かとさらに詳しく聞くと、
「甲子園はとても打ちやすいグラウンドなんですよ。外野のスタンドが高くて、ぐっと迫る感じがあるので、ホームベースからフェンスまで確かに距離はあるんですけど、スタンドが高いおかげで距離感を感じない球場ですよ。
打者がいろんなグラウンドでバッターボックスに立った雰囲気があると思うんですけど、甲子園は甲子園で、やっぱりバッターボックスに立ってその雰囲気を感じさせるようにしています。もちろん守備はやりますが、打撃は必ずやらせるようにしています」
小倉監督のフィーリングは甲子園に登場した日大三の強打を見れば、生きていることが実感できるだろう。甲子園に出場したいと願っている球児は多くいるはず。ぜひ経験者の話を聞いて、甲子園がいけたらとこんなことをしたいな想像を膨らませると、さらに意欲的に取り組めるはずです。
今日の練習日程は以下の通りになります。
第88回選抜高等学校野球大会 甲子園練習日程 1日目
14:00~14:30 南陽工
14:30~15:00 市立和歌山
15:00~15:30 東邦
15:30~16:00 小豆島
16:00~16:30 敦賀気比
16:30~17:00 高松商