【ドラフト2012】投手転向一年半の大器・田川賢吾(高知中央) 東京ヤクルト3位指名で高知から神宮へ飛翔!
【写真:プロ入りへの意気込みを話す高知中央・田川賢吾投手】
【ドラフト会議2012】
投手転向一年半の大器・田川賢吾(高知中央)
東京ヤクルト3位指名で高知から神宮へ飛翔!
187センチ77キロの恵まれた体格とスポーツ万能のセンスを活かし、高校2年6月の投手転向からわずか一年あまりの今年7月には、選手権高知大会3回戦・岡豊戦で最速148キロをマーク。スライダーやスプリットなどの切れ味もよく、四国内では「大器」として知る人ぞ知る存在だった田川賢吾(高知中央)が東京ヤクルトから3位指名を受けた。
「(18時24分に)指名されたことがわかった後、会見場に来るまでに色々なことが頭をめぐった」田川。会見では「夢だったプロ野球選手になれて、言葉にならないくらい嬉しいです。昨年秋に監督から『自分の頑張り次第でプロにいける』と言われ、冬に砂浜ダッシュやサーキットトレーニングに取り組んだことで課題のスタミナがクリアできて、今年春からスカウトさんも見に来て頂けるようになってプロに行きたいと思うようになりました。一番の持ち球は真っ直ぐなので、真っ直ぐで押していける投手になりたいです」と、高知中央高校創立49年目、野球部創部44年目にして初となるドラフト指名に応える活躍を誓った。
なお、彼をこの道に導いた指導者は過去、関西では竹原直隆(城西大→三菱自動車岡崎→千葉ロッテ→オリックス)をはじめ5名のプロ選手、沖縄尚学では伊志嶺翔太(東海大→千葉ロッテ)、比屋根渉(城西大→日本製紙石巻→東京ヤクルト)を指導し、昨年4月から高知中央にやってきた角田敦篤監督。「今までは人のため、学校のためにすることで自分のためになってきたが、プロはまず自分のためにすることが人のためになる世界。プロへ入ることはクリアできたことはありがたいことだが、明日からはまた真剣勝負です」と語った厳しくも優しき恩師の檄も受け、大阪府茨木市生まれ、高知育ちの若燕は神宮への飛翔をスタートしていく。
引き続き、育成枠の指名が行われる。なお、ドラフト会議開催時はベースボールドットコム、ドラフト会議特設サイト、Twitter、Facebookにて抽選結果を配信。