平野 大地選手 (専大松戸)

平野 大地

球歴:専大松戸

都道府県:千葉

ポジション:投手

投打:右 / 右

ボールスピード:150 km/h

学年:卒業

専大松戸の最速151キロ右腕・平野大地は今年のセンバツでドラフト上位候補になれるか?強みと課題を徹底分析!


 今年の高校野球界、世代No.1投手に挙がるのが専大松戸(千葉)の平野 大地投手(3年)ではないだろうか。昨秋の県大会で最速151キロをマークした大型右腕の強みと課題を考えていきたい。 好調時 圧倒的な球速  世代でもトップクラスの球速を誇る。昨秋の準決勝の市立船橋戦では、各イニングの最速は以下の通り。 1回 147キロ 2回 147キロ 3回 147キロ 4回 149キロ 5回 151キロ 6回 145キロ 7回 144キロ 8回 151キロ 9回 141キロ 10回 143キロ 11回 147キロ 平均球速 143.85キロ  まだ3月なので、これぐらいの球速が望めるのかは微妙だが、2月18日の紅白戦の最速が143キロだったことを考えると、この1カ月でどこまで状態を仕上げることができているか。  ただ、気になるのはこの速球の割に、相手打者に振り抜かれることが多かった。空振りが奪える球質へこの1年で進化できるか注目だ。 フォークの習得で活路を見出すことができるか  剛速球が武器で直球で押すタイプだが、実は相手打者によって、カーブ、スライダー、チェンジアップでも勝負できる。打たせて取る投球を見せることもできる。ただ、気になるのは、変化球の球速がそこまで速くなく、レベルの高い打者からすれば見切られやすく、思い通りの投球ができないのが気になった。  それは平野自身も自覚していて、この冬には120キロ後半のフォークを習得していた。さらに仕上げることで、130キロ台を超えるフォークになれば理想的だ。  センバツで平野に求めたいのは、昨年秋の好調時の投球を実現し、変化球の精度の向上を見せること。能力については文句ない。打者を圧倒する投球ができるための課題を克服して、今年のセンバツでドラフト上位候補に名乗りを上げることができるか注目だ。
更新日時:2023.03.22

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