森本 哲星選手 (市立船橋)

森本 哲星

球歴:市立船橋

都道府県:千葉

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:175.0 cm

体重:72.0 kg

ボールスピード:143 km/h

学年:卒業

千葉大会、甲子園の快投で評価急上昇の市立船橋の好左腕を徹底分析!


 今年の夏の甲子園で評価を大きく上げている左腕が市立船橋の森本哲星投手(3年)だ。最速143キロの速球に、鋭く落ちるスライダーや、大きく曲がるカーブを武器に初戦の興南(沖縄)戦では、リリーフで6.2回を投げ、6奪三振、無失点の快投を見せた。  去年からの投球から著しい成長だ。2年生だった時と比べると、コントロールが大きく改善されている。やや高めに浮くことが多く、3ボール2ストライクになることも珍しくなく、リズムが悪い投球だった。  ただこの1年、ストライク先行で投球を組み立てることができるようになり、バッテリー優位の配球が組み立てられるようになった。そうなるとリズムよく投げることができて、守備の時間も短くなり、打線にも勢いがつく。夏の市立船橋打線は後半から活発な打線になるが、攻撃に集中しやすくなることも影響している。  去年は目いっぱい投げて140キロ前後だった直球を、今年は常に投げられるようになったのも心強い。この直球を内外角、高め、低めに投げることで、投球パターンは一気に増えていく。  さらに120キロ前半のスライダー、110キロ後半のカーブ、120キロ前後のチェンジアップなど球種も増えて、引き出しが広がった。  今年の左投手で、これほど実戦力が高く、コンスタントに140キロ前半の速球を投げられ、土壇場に強さを発揮する投手もなかなかいない。この春からプロ志望を表明していたが、その可能性も高くなったと思わせるほどの投球だった。
更新日時:2022.08.13

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