金 韓根選手 (東海大浦安)

父が韓国人、母が中国人の東海大浦安の大型左腕は東海大へ。大きく化けることができるか

　東海大に進学する東海大浦安（千葉）の大型左腕・金 韓根（キム・ハングン）は、父が韓国人で、母が中国人の品川区生まれの大型左腕である。 　名門・京葉ボーイズ出身。いわゆる主力チームではなく、サブチームの出場が多かったという。それでも主力メンバーである海老根 優大外野手（大阪桐蔭）、齋藤 誠賢外野手（國學院久我山ー國學院大）とは仲がいいという。 　金はパワー型の左腕だ。真上から振り下ろす直球は常時135キロ〜130キロ後半。ストライク先行の投球ができるようになり、以前よりも投球が楽になって無駄球が少なくなった。 　威力抜群の直球と鋭い変化を見せるスライダー、チェンジアップなどで三振の山を築く。しっかりと腕を振れるため、打者からは見分けがつきにくい。 　大学ではコンスタントに140キロ台を計測する可能性がある。22年の冬場は、コロナ禍の影響で、活動に制限があり、まだ全体トレーニングがまとまってできる時期ではなく、自主練習することも多かったという。そこで、金は自らいろいろ調べながら、トレーニングを工夫し、大きくレベルアップしてきた。 　探究心が強い投手で、技術的なきっかけをつかめば、大きく化ける可能性がある。