甲子園で伝説を残す打撃ができるか?香川大会で3本塁打を放った世代屈指のスラッガー・浅野翔吾(高松商)の可能性に迫る
いよいよ高松商(香川)の高校通算64本塁打のスラッガー・浅野翔吾外野手(3年)が大会初戦に臨む。見れば見るほど、技術の高さ、フィジカルの高さ、圧倒的なパワーに驚かされる。甲子園の活躍次第でドラ1候補に挙がるかもしれないスラッガーを取り上げたい。
スクエアスタンスでトップを高く置いた構えで、すり足気味のステップから左足を踏み出した時、踏み出し幅が狭く、腰や両足を絞るような動作でスイングに入っているのが特徴だ。大きく踏み出して振るスイングを行う打者もいるなか、独特の打撃フォームをしている。
トップの時に立ち遅れもなく、グリップが体の奥に入りすぎないため、インコースもしっかりと捌くことができる。外角に対しても、体を開くことなく、素直にバットがでて、引っ張ってホームランにできる。スイングスピードの速さで打球を引っ張ることができる。
強靭な太ももや、腕っぷしを見れば、高校生のレベルを超えているのは明らか。フィジカルの高さを最大限に生かす打撃フォームをしている。
このフォームなら木製バットでも十分に長打を打てるのではないか。
甲子園での大活躍に期待がかかる。ただ、相手も香川大会の活躍を見て、かなり警戒してくる。厳しい攻めを乗り越えて、伝説を残すような活躍を期待したい。
更新日時:2022.08.11