篠木 健太郎選手 (木更津総合)

篠木 健太郎

球歴:木更津総合

都道府県:千葉

ポジション:投手

投打:右 / 左

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2019年5月18日)  前評判が高かった篠木 健太郎は、実力通りの投球。ワインドアップから流れるような美しい投球フォームからストレートとスライダーを軸にピッチングを展開。特にストレートは強打の東海大相模打線から空振りやフライを打たせるなど、手元で伸びているようだ。それも打者の近くでボールをリリースできているからこそだ。このストレートがあるからこそ、武器のスライダーは活きてくる。打者の近くで大きく曲がり、ストレートとの球速差のない篠木のスライダーは、ストレートを待つ東海大相模打線から空振りを奪う。  注目スラッガー・西川 僚祐もストレートに差し込まれまいと身体の開きを早くしようと対策を練るが、木更津総合バッテリーはそれを逆手に取り、外角のスライダーで三振を奪うなど、外角中心ではあるが東海大相模打線に簡単にヒットを許さない。  中盤は、配球が変わりだす。篠木は時折インコースにもボールを投げるようになり、ストライクゾーンを広く使う投球。2回の失点は低めのボールを拾われており、決して痛打というわけではなかったが、これで東海大相模打線に的を絞らせずに勝ち越しを許さない。  展望の段階では木更津総合の篠木が、東海大相模遠藤 成山村 崇嘉そして西川をいかにして抑えるかが焦点だったが、結果として3人にヒットは1本も許さなかった。投球術の幅の広さを見せつけ、2020年の注目投手の仲間入りを果たしたといっても過言ではないだろう。  
更新日時:2019.05.21

短評

試合レポートから抜粋  7回裏、二死一、三塁のピンチを招いたところで、今年の木更津総合で最も内容のある投球を見せる篠木健太郎が登板。篠木は左飛に打ち取ると、8回表、木更津総合は1番斎藤の左前安打で1点を追加し、7対4へ。   篠木は相変わらず素晴らしい内容だった。9番那須を空振り三振に打ち取ったストレートで最速146キロを計測。その後は常時140キロ前後のストレートと120キロ後半の高速スライダー、110キロ前後のカーブを交え、ここまで11安打を打っていた銚子商打線をあっさりと退け、無失点の快投。篠木のスライダーは普通の高校生投手のストレートと同じスピードで曲がっていくので、相当打ちにくいのではないだろうか。これで縦スライダー系もマスターすれば、高校生レベルでは攻略困難の投手になるかもしれない。
更新日時:2019.05.10

短評

試合レポートから抜粋 木更津総合の先発は2年生の篠木健太郎。篠木の魅力といえば、精度の高いストレート、変化球を続けて投げられる再現性の高さ。投球の教科書に載せたくなるようなキレイな投球フォーム。ワインドアップで始動し、ゆったりと左足を上げていき、徐々に重心を沈めていきながら、無駄のない体重移動で、しっかりとトップを作り、胸を大きく張り、縦回転で振り抜く、打者よりでリリースができており、上半身・下半身の動きが連動した投球フォームである。こういうフォームはうまく肉付けができると、そのまま球速が上がっていく投手である。  常時は138キロ~142キロを計測、昨秋と比べるとアベレージで3キロほど伸びている。1イニングに3球以上は140キロを計測しており、回転数抜群のストレートは高校生の質を超えている。いつでも140キロというわけではなく、長いイニングを投げることを意識して、135キロ前後のストレートで無駄なくカウントを取る。  ストレートと同じくらい素晴らしいのは120キロ後半の高速スライダー。打者の手元で鋭く曲がるスライダーで、空振りを奪うことができている。強打の成田打線から次々と空振りを奪っていく。  篠木は安定感抜群のピッチング。6,7回になっても、140キロ前半の速球を投げ続け、打者に応じてスライダー中心、ストレート中心と、駆け引きも優れ、また、110キロ前後のスラーブもよいものがあった。7回まで投げて、被安打4、10奪三振の圧巻のピッチングを見せた。投球内容は中森俊介明石商)に負けないものはあり、手元でぐっと伸びるストレートは中森以上かもと思うストレートがいくつかあった。現在の高校2年生右腕ではトップクラスの実力を持った投手だと断言していい。
更新日時:2019.05.10

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