林 優樹選手 (近江)
短評
観戦レポートより抜粋(2018年8月13日) 近江は3回から2番手に左腕、林 優樹(2年)をマウンドに送ったが、これが見事にツボにはまった。ストレートの速さはせいぜい130キロ台前半。球種はカーブとチェンジアップの2つだけという技巧派左腕を前橋育英打線は打ちあぐねた。3~8回まで毎回の6三振を喫し、その結果球はカーブ1、チェンジアップ5。もちろん前橋育英の前に立ちはだかったのはチェンジアップだ。高めから落とすパターンと低めから落とすパターンの2つあり、高目から落とす球はチェンジアップに見えるのだが、低めから落とす球はフォークボールにしか見えない。つまりストレートと同じ球道をたどり、打者近くで鋭く落ちるという変化を見せる。9回に「低めには手を出さない」という指示が徹底され、2死一、二塁のチャンスを迎えるが時すでに遅し。前橋育英打線は最後まで林のチェンジアップを攻略できなかった。
更新日時:2018.08.15