佐々木 朗希選手 (大船渡)

佐々木 朗希

球歴:大船渡

都道府県:岩手

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:190.0 cm

体重:86.0 kg

学年:卒業

寸評

 評判以上の逸材だった。 大船渡の佐々木朗希を見て、そう感じた方も多いだろう。盛岡三戦のピッチングで、2019年度のドラフトの目玉。競合候補に名乗りを上げた佐々木のピッチングや将来性について展望していきたい。  ストレート 常時145キロ~150キロ   最速 154キロ  初球から153キロのストレートを投げ込み、観衆をどよめかせたようにストレートのスピード能力は今年の大学生を含めてもトップクラス。指先にしっかりと力を伝えたストレートは破壊力抜群で、ストレートの威力自体は大谷翔平の3年春よりも格段に上。久しぶりに大谷以来の衝撃を受けた別格のストレートだった。  まだ佐々木は体自体は出来上がっていない。リリースポイントも不安定なところもある。だがそれが伸びしろで、まだまだ速くなる予感をさせるのが佐々木なのだ。160キロを目指す佐々木だが、エンジンの大きさからして不可能ではない数字である。  スライダー 130キロ前後  カーブ 110キロ前後   フォーク 120キロ後半~135キロ  ストレートが強調される佐々木だが、変化球の質も高いのが特徴的である。スライダーは手元で大きく曲がる軌道で、空振りが奪える。高めに浮くと棒球になり本塁打を打たれてしまったが、精度は問題ない。フォークは打者の手元で鋭く落ちており、空振りが奪える。夏前にフォークをマスターしたことで飛躍的に投球の幅を広げた。高校3年生までには速度が速いフォークだったり、落差が大きめのフォークなど使い分けができるようになると、さらに打者は攻略のしようがなくなるだろう。   (投球フォーム)  ランナーがいなくてもセットポジションから始動する。左足を胸元の近くまで上げていきながら、右足をバランスよく立つことができる。その後、遊撃方向へ足を伸ばしていきながら重心を深く沈ませていく。お尻から先行するヒップファーストが取れており、この身長にして下半身主導の動きができるところが素晴らしい。左足を下ろす時、一度、足の裏を打者に見せるように動かすロッキングも取り入れている。これにより開きを抑えられ、そして、フォームにも勢いを与えている。左腕のグラブを斜めに伸ばしていきながら開きを抑え、左胸にしっかりと抱える。そこから内回りの旋回をしていきながら、トップに入る。胸郭をうまく使うことができており、それによりしっかりと右ひじを上げることができる。そしてリリースでは打者よりでリリースすることができており、しっかりと力が伝わったリリースができている。フィニッシュでは左足にしっかりと体重が乗った状態でフィニッシュを終えることができている。    佐々木の潜在能力は素晴らしいが、上半身、下半身ともに鋭い体の回転を生み出す使い方ができており、1150キロ超の速球を投げ込むのもうなづける。まだ走者を背負うことにばらつきがあるので、そのばらつきが少なくなれば、安定した球筋で投げることができるだろう。
更新日時:2018.07.11

将来の可能性

 実力は今でもドラフト1位クラス。ゆくゆくはドラフト競合クラスになりうる可能性をもっている。    侍ジャパンU-18代表の一次候補に選出されているが、故障をしない限り、選出すべき逸材だ。早めに世界を知ることも大事であり、高校生トップクラスの投手が集まる侍ジャパンの代表選手たちとともにすることは佐々木の野球人生にとってもプラスだろう。  大谷翔平と同じく岩手の怪物として、全国の高校野球ファンに衝撃を与える投球を今後も続けることができるか注目したい。
更新日時:2018.07.11

短評

 盛岡三相手に先発した、佐々木 朗希は初球に153キロを計測。2回には自己最速となる154キロを投げ、11奪三振。被安打4の完投勝利を上げた。投手としてだけでなく打者としても、1番で出場、3安打を放って投打で勝利に貢献した。  3年生夏までに160キロを超えたいという佐々木はどのような成長を今後見せていくのか楽しみだ。
更新日時:2018.07.10

1 Comment

  1. 匿名

    2024-03-02 at 4:17 PM

    1zqjgf'”(){}:/1zqjgf;9

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です