横田 龍也選手 (豊田工科)
短評
来年逸材ぞろいのミレニアム世代。そこに楽しみな投手が愛知に現れた。その名は横田龍也。180センチ前半と思わせる上背の高さ、手足の長さ、走り込みで築いてきたがっしりとした足腰と大物感を漂わせる投手だ。 左スリークォーターから投げ込む最速は142キロ。まだまだ伸びていくのではないかと思わせる大器である。横滑りするスライダーのキレも良く、2年生の時点で高いレベルに達している。 まず投球フォームに注目すると、高校時代の田嶋大樹(佐野日大-JR東日本)を思い出させる。ノーワインドアップから始動し、右足を高々と上げていきながらも左足をバランス良く立つ。バランス良く立つことが出来ているのは、しっかりと下半身を鍛えているからだろう。そのあと、一塁側方向へ伸ばしていきながら、インステップ気味に着地。インステップ気味だと膝に負担がかかりやすいが、それでもバランス良く投げることができているのは、下半身の柔軟性が高いからだろう。 右腕のグラブを斜めに伸ばしていきながら、開きを抑える。グラブの使い方がうまく、しっかりと胸を抱えることができているので、体の入れ替えがうまく、制球力が安定するだけではなく、スムーズな投げ方につながる。そのあと、テークバックを見ると、内回りの旋回をしていきながら、トップを作り、リリースに入る。体重移動も滑らかで、最後まで安定したフォームである。 この春では全三河大会の決勝まで導き、豊川相手に好投。延長15回の末、サヨナラ負けを喫したが、3失点と抜群の投球内容。その力投ぶりを評価され敢闘賞を受賞している。秋以降、愛知のミレニアム世代をリードする投手となるのか注目だ。
更新日時:2017.07.01
くり
2024-03-18 at 9:36 AM
選抜頑張れ!!!!!!!