吉高 壯選手 (明石商)
短評
観戦レポートより抜粋(2016年4月24日) エース・吉高 壯は安定感抜群のピッチングを披露。最速140キロのストレートを連発。昨秋も最速142キロを出していたが、これほど140キロを出すことはなかった。昨秋よりもエンジンが大きくなっているのが実感できる。 100キロ前後のカーブ、120キロ前後のフォーク、130キロ近いスプリット、110キロ前後のスライダーと球種は多彩で、130キロ近いスプリットは打者は全く対応できていなかった。これは高校生レベルで打ち崩すにはなかなか難しいといえる。高校生として非常にレベルが高いピッチングができる投手で、全国大会を経験したからか、非常に落ち着きがあり、多少、ボールが先行してもバタバタせずに組み立てができていた。そして最終回の7回、吉高は全力投球。138キロ~140キロのストレートを連発し、小野打線を圧倒した。初回から130キロ後半を計測していたが、明らかに勢いが違った。 やはり別格だったのがエース吉高だ。甲子園でもその成長ぶりを実感していたが、吉高は一冬越えて着実に成長した様子が見えた。高卒プロというタイプではないが、同校の先輩であり、現在、日体大のエースとして活躍している松本 航のように高いレベルでの活躍が期待できそうだ。
更新日時:2016.04.30