吉高 壯選手 (明石商)
短評
観戦レポートより抜粋(2016年3月28日) 明石商の先発、吉高 壯(3年)は基本的にはスリークォーターだが、山なりのカーブを投げるときは上手から腕を振り、ストレートでも上手から投げることがある。つまりはっきりした型がなく、それが強みになっているという不思議なピッチャーだ。 この日のストレートの最速は144キロとそれなりに速いが、通常は130キロ台が多い。ここぞというときに腕を振ってくるのでストレートの最大の緩急差はおおよそ±10キロ。100キロ台前半のカーブも多投してくるので、ストレートはよけいに速く感じる。腕を振るとボールがピュッと手元にきているような感覚だろうか。 基本的にはカーブ、スライダー、カットボールを交えた左右の攻めが基本で、時折120キロ未満で落ちるツーシームらしきボールがくる。本当にとらえどころのないピッチャーである。
更新日時:2016.03.28