山﨑 颯一郎選手 (敦賀気比)
寸評
188センチ78キロの長身右腕。モデルのような足の長さには惹かれるものはあるが、それを野球に活かすのはなかなか難しいものだが、いつか上半身と下半身のバランスが伴えば、大化けを期待したい右腕だ。 (投球内容) 右オーバーから振り下ろすストレートは常時120キロ後半~130キロ中盤で、最速136キロを計測。188センチの長身で、さらに真上から振り下ろすフォームなので、130キロ前後でも角度の高さを感じさせる。この球質のまま5キロ~10キロ増しすることができれば、将来有望だろう。 踏み出し足が安定せず、開いて、膝が割れて、重心移動が上手くできていない。そのため上半身主導の投球フォームになる。 だが肘のしなやかさ、上半身の柔らかさ、手首の柔らかさはある投手で、上半身と下半身が連動するフォームになれば、一変することは間違いない。 本人が自信にする縦割れのカーブは精度が高く、スライダーともに良い。この球質のまま、球速が5キロアップすれば、ドラフト候補、10キロアップすれば、ドラフト上位候補に名を連ねそうな潜在能力の高さを感じさせた。 あとはベースカバーなどの細かい技術を磨いて、来春に成長した姿を見せてくれることを期待したい。
更新日時:2014.11.21