高橋 昂也選手 (花咲徳栄)

高橋 昂也

球歴:花咲徳栄

都道府県:埼玉

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:181.0 cm

体重:83.0 kg

学年:卒業

寸評

 全国屈指の剛球左腕として注目されている投手で、一冬超えてどんな成長を遂げていたのか注目されたセンバツ大会。しかし秀岳館の粘り強い攻めに根負けして、6回を10安打・6失点で緒戦で姿を消すことに。この悔しい思いを、いかに夏に活かすことができるのか注目される。 (ここに注目!)  小さめのテイクバックから、ミットにズドーンと収まる重い球に注目して頂きたい。実戦的な投球を目指したセンバツと違い、夏はストレートをもう一度磨き直すという試合後のコメントを信じて見守ってみたい。 (投球内容)  センバツではコントロールを乱さないようにと、丁寧に投げようとする意志が感じられました。しかしそれでは試合巧者の秀岳館の粘り強い打撃に翻弄されて、大胆に攻める持ち味が出せないまま終わってしまいました。  そのため昨夏の甲子園では140キロ台中盤を記録していた速球も、センバツではMAXで139キロ止まりと物足りない内容。それでもスライダー・フォーク・シュート系の球を低めに集めなんとか打ち取ろうとします。しかし秀岳館は、これらの球を見極めて手を出してきません。そこでカウントを取りに来た球を、逃さず叩かれたわけです。本当のコントロール・投球術のないところを、全国レベルのチームは見逃してくれませんでした。 <長所>  グラブを最後まで内に抱えられており、ボールは両サイドに散りやすいはず。足の甲でも地面を押し付けることができ、浮き上がろうとする力を抑えることができている。球持ちも悪くなく、前でボールを放せている。動作的には、それほど制球を乱す要素は少なくなってきている。 <課題>  着地までの粘りが作れないフォームなので、打者としてはタイミングが合わせやすい。一度合いだすと投球が一辺倒になり、連打を喰らいやすく止まらなくなる。そういった時に一息入れたり、緩い球を使ったりして投球にアクセントをつけたい。落ち着いて投げたら、あとは自分の力を信じ思いっきり投げるのみ。
更新日時:2016.06.17

将来に向けて

 荒々しい速球派から、実戦的な技術を織り交ぜた投球を目指した一冬。その片鱗は、センバツでも初回に現れていました。しかし本当の意味で実戦派になりきれてなかったところを、秀岳館という試合巧者の相手と緒戦であたってしまったのは不幸だったのかもしれません。  しかしこれだけインパクトのある負け方をしたことが、返って彼にとって投球の原点を見つめなおすキッカケになったことは間違いないでしょう。最後の夏は、今まで培ってきた技術に加え、元来持つ力強さを融合すれば最高の夏を迎えることができるのではないのでしょうか。期待して、その時が来ることを楽しみにしております。
更新日時:2016.06.17

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