森田 駿哉選手 (富山商-法政大-Honda鈴鹿)

森田 駿哉

球歴:富山商-法政大-Honda鈴鹿

都道府県:富山

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:186 cm

体重:86 kg

ボールスピード:154 km/h

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2014年6月8日)  今年の富山県で最も注目を浴びている投手が富山商の森田 駿哉(3年)である。  183センチの長身からコンスタントに140キロを計測する左腕で、彼を見るために多くのスカウトが集まり、評判通りの快投を見せてくれた。  立ち上がり、リズムに乗り切れず、制球を乱し2回裏に二死一、二塁のピンチを招く。ここで捕手の富川 征哉(3年)はマウンドに駆け寄って「森田も、自分も緊張していて、上がっていたところがあったので、とにかく落ち着こう」と間をとり、この回を無失点で切り抜ける。  ピンチを切り抜けたことで、緊張がほぐれてきたか、森田は尻上がりに調子を上げていく。4回裏に6番村田 直樹(3年)を三振に奪ってからは奪三振ラッシュ。5回はアウト3つを全て三振、6回も三振1個、7回には三者連続三振を三振ラッシュを始めた4回三アウト目から8奪三振。  試合後半から今大会屈指左腕に相応しい投球を披露してくれた。森田は速球、変化球のキレ、制球力、クイックとすべてにおいてハイレベルな投手。投球フォームは開きが抑えられ、テークバックも小さく取りながら、スムーズな旋回からシャープに腕が振れる投手で、140キロ前後(最速143キロ)のストレートが内外角にコントロール良く決まった。ストレート、100キロ台のカーブで追い込んで、打者の手元で鋭く落ちる120キロ台のスライダーで三振を量産した。投球術だけではなく、森田はクイックも1.1秒~1.2秒を計測し、速いクイックができている。  またマウンド上での感情の起伏が小さく、エラーが出ても苛立ちを見せることはなく、笑顔でナインに声をかけており、精神的にも落ち着いている。  ドラフト候補に挙がる大型左腕・田嶋 大樹佐野日大)のような145キロ前後を連発するような爆発力はないが、常に80点~90点の投球が出来て、ゲームメイクが出来る。プロ、大学、社会人など高いレベルで活躍するには不可欠な要素である。  マウンドで躍動する森田は打席でも7回表に自ら2点目となる適時打を放ち、さらに一塁走者として、2番横道の長打が飛び出た後、小松大谷の守備のミスを見逃さず、3点目のホームを踏む好走塁を見せた。野手としてもしっかりと活躍を見せ、投球だけではなく、野球選手としてのスキルの高さを感じさせた。
更新日時:2014.06.08

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