溝田 悠人選手 (履正社)

溝田 悠人

球歴:履正社

都道府県:大阪

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:171.0 cm

体重:72.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2014年3月21日)  履正社溝田 悠人(2年)は、肩を振ってスリークォーターから投げ込む現在の松坂 大輔(現・メッツ)にそっくりだ。肩を振るので、その反動でどうしても早いうちに左肩が開くというフォーム上の欠点があり、このタイプは普通に投げても右打者の内角方向にストレートが抜けることが多い。ところが溝田はまったく抜けない。それどころかスタメンに5人揃う右打者の内角に腕を振って自身最速の135、6キロのストレートを投げ込んでくる。  変化球はスライダーが主要な武器で、比率でいえばストレートより多いかもしれない。キレはたいしてよくない。キレがよくないのにこの日奪った8三振のうち4個がスライダーによるものだからマジックである。(そのうち3個が右打者から)  内角いっぱいに投じられるストレートの残像が打者の踏み込みを許さず、なおかつ腰の引けた打者を外に逃げるスライダーで引きずり出し、バットで空を切らせる、というのが溝田のピッチングの真骨頂である。  この溝田は、9回一死まで都立小山台の各打者にヒットを許していない。1回表の2番風間 航(2年)をファーストの失策で出塁させているが、風間も二盗に失敗しているので、9回1アウトまで残塁ゼロのノーヒットノーランが続く。  9回表、先頭の伊関 大地(3年)を見送りの三振に切って取り、私は快挙を確信した。続く8番に左の代打・竹下 直輝(2年)が送られ、この打球が三塁前に転ぶボテボテの内野安打になり快挙は夢となるのだが、残りの二人の打者をゴロアウトに取り、結局27アウト中15個がゴロアウトという快投を演じた。 
更新日時:2014.03.23

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