楊 家偉選手 (福岡第一)

楊 家偉

球歴:福岡第一

都道府県:福岡

ポジション:投手

投打:無し / 無し

身長:190.0 cm

体重:88.0 kg

学年:卒業

寸評

 190センチを超える長身から投げ込んで来る投手ですが、球威・球速ではなく、ボールを常に動かしたり多彩な変化球を織り交ぜ的を絞らせない投球が持ち味。投球フォーム・そのスタイルも、なかなか日本のアマ球界では見られないタイプだけに、始めて対戦する打者は戸惑うだろう。プロ野球ドラフト会議に向けてプロ志望届けも提出しており、当日の動向が注目される。 (第一印象)  非常に軽く投げている感じで、テイクバックも小さな技巧派。ただその割に細かいコントロールに欠け、安易に四球を出してしまうなど課題も少なくありません。 (投球内容)  球速は、125~130キロ前半ぐらい。常にボールが動くので、打者としては芯で捉えづらいものがあります。また変化球も、スライダー、カーブ・チェンジアップなど、非常に的が絞り難いタイプの投手だと言えるのでしょう。 <長所>  力みなく軽く投げており、グラブも最後まで内に抱えられ、足の甲でも地面を押しつけられているなど、ストライクゾーンにボールを集める制球力は悪くありません。ただ指先の感覚が悪いのか、あっさり四球を出してしまう部分もあり、本当のコントロールが身につけられていないのは課題です。 <課題>  「着地」までの粘りがあり、ボールが中々見えて来ないのでタイミングは合わせにくいタイプ。ただ大きく開いて踏み込んでしまうので、身体の開きが非常に顕著。そのため球筋が見極めやすいのが、最大の欠点です。  脱力しているのは良いのですが、腕が強く振れず身体に絡んできません。またボールに体重が乗せられず、活きた球が打者の手元まで行きません。フォームに躍動感、投球にリズム感がなく、もう少し生き生きした投球を身につけて欲しいですね。
更新日時:2012.10.25

将来の可能性

 日本のアマ球界にはいないタイプなので、始めて対戦した相手は戸惑うと思います。ただ馴れて来ると欠点も多いので、対処できるのではないのでしょうか。技巧派としては異彩を放ちますが、高校からプロといったタイプではないと思います。プロ志望届けを提出しておりますが、独立リーグなどに進んで、腕を磨いて欲しいかと思います。
更新日時:2012.10.25

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