大西 祐樹選手 (福岡工)

大西 祐樹

球歴:福岡工

都道府県:福岡

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:168.0 cm

体重:67.0 kg

学年:卒業

短評

(選手名鑑より抜粋 2011年03月26日) 【投手】  福岡福岡工、大西祐樹である。去年から福岡工のエースナンバーをつけている左腕だ。 170cm満たない身長であるが、放たれるボールは打者のバットに当たることなく捕手のミットに納まっていった。 小さい体ながら上から投げ下ろすフォーム。昨年春夏連覇した興南島袋洋奨を思い出すような出所である。ストレートとスライダーの腕の振りが全く同じ振り、同じ速さで振られるため、対応はかなり難しいであろう…特にスライダーの変化は抜群。分かっていても打てない、その表現がぴったり合う抜群のスライダーである。  結果からいうと、なんとこの試合、大西は20の三振を九産大九産から奪う。しかも打たれたヒットは1本、この1本は内野安打なので、ほぼ完璧な投球をみせたのである。  ピンチらしいピンチはなかったものの8回、大西は1死から死球、暴投で2塁まで進められるが、その後は2三振で切り抜け、狙って三振を取れるだけの力があることを証明してみせた。 あれだけスライダーが決まるとストレートを狙ってくるのが通常の打者心理。 それをあざ笑うかのように初球からスライダーでストライクを取りにくる辺り、相当スライダーに自信があるのであろう。  あえて課題を挙げるのであれば、投げた後に右に流れること。  スライダーの変化がいいので振ってくれるが、いいバッターになればなるほど外れたスライダーを見逃してくる。安定した投球を目指すのであれば、正しい重心移動を覚えたほうがいい。  また右打者に対するアウトコースのコントロールが良くなれば、更に幅広い投球ができるであろう。  上から投げ下ろすフォームだけに、右打者のアウトコースへは投げづらいので、その辺の克服が今後の課題。 【打撃】 大西は小さい体を目一杯使いフルスイング。センターオーバーの2塁打で2点目を挙げた。
更新日時:2011.03.27

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