冨沢 一晃選手 (愛工大名電)
寸評
愛工大名電のショートストップ・富沢。春に見ている選手だが、正直こんな嫌らしい良い選手に成長しているとは驚かされた。構えからセンスを感じさせ、大学でも十分続けていけるだけの技量をもったプレーヤーだ。卒業後は東都大学リーグに所属する東洋大学で続ける。 (打撃) スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いてバットを寝かせて構えている。腰が据わっており、構えにセンスを感じる。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を高く上げて真っすぐ踏み込んでいく。 トップの動きを見ていくと真っすぐ引いていき、振り出していく。インパクトまではコンパクトなスイングは出来ている。インパクト時に踏み込んだ足はなんとか踏ん張ることが出来ている。低めの球も膝を使って捌くことはできており、低めの対応は悪くない。ただヘッドスピードの速さは欠けており、ミートセンスのある打撃を木製バットでも発揮するには1,2年の歳月はかけそうだ。根気強く振り込み、走り込み、強くバットスイングが出来る体を築き上げることになりそうだ。 (守備・走塁) 一歩目の反応は良く、軽快に打球を捌くことが出来ている。スピード感のある守備が出来ており、守備力は標準に達しており、大学でもセンターラインを担える守備力はあるのではないだろうか。東洋大はセンターラインの競争は激しいが、それに勝ち上がっていけるだけの守備を身につけなければならないだろう。 セーフティバント成功時のタイムは3.62。塁間タイムを計測することはできなかったが、セーフティバントの走りを見て、4.00秒前後で駆け抜ける脚力はありそうだ。
更新日時:2011.12.25
将来の可能性
常に打席で何かを仕掛けようとしていて、相手が嫌がるようなことをやっていく目敏さがあり、東都向きの選手だといえよう。攻守ともに纏まった選手だが、上のレベルで通用するには打撃、守備も一回り、二回りもレベルアップしなければならないだろう。センターラインの競争は激しいだけに台頭するのは基準となる打撃、守備に達しなければ試合出場の可能性はない。それだけに一年から競争に加わるつもりで、真剣に野球に取り組み、数年後には主力選手として活躍することを期待したい。
更新日時:2011.12.25
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くり
2024-03-18 at 9:36 AM
選抜頑張れ!!!!!!!