加藤 蒼惟選手 (愛工大名電)

寸評　愛工大名電が誇る巧打の三塁手、その打撃技術は愛知県トップクラス

愛知県の高校野球の強豪、愛工大名電の今年のチームには打撃能力の高い選手が多い。その中でも三塁手の加藤 蒼惟内野手（3年）の打撃力は秀でている。 今春の愛知県大会では16打数9安打、打率.563をマーク。好投手を擁する享栄相手に3安打を記録するなど、スキがまったくない。その打撃技術は愛知県トップクラスといっていいだろう。花巻東（岩手）との招待試合では、4安打を記録した。 スクエアスタンスで構える姿には雰囲気がある。ゆったりとタイミングをとっていきながら、トップを作り、そこから振り出しに入るが、インサイドアウトで振り抜く姿は全くの無駄がない。 どの打席でも精度の高いスイングができており、高確率で安打を量産できるのも頷ける。さらに右投手、左投手、本格派、技巧派問わず、自分のスイングができている。 三塁守備も球際に強く、スローイングの強さも光る。この夏も愛知大会でかなりの活躍が期待できる。強豪大学からもマークされる選手ではないだろうか。