村山 賢輔選手 (愛工大名電)

村山 賢輔

球歴:愛工大名電

都道府県:愛知

ポジション:三塁手

投打:右 / 右

身長:181.0 cm

体重:82.0 kg

学年:卒業

寸評

愛工大名電が誇るスラッガー。鋭いヘッドスピードと美しいフォロスルーから繰り出す打球は放物線を描いて飛んでいき、高校通算26本塁打を記録する。脚力、強肩で身体能力抜群の三塁手。宮下明大関東一)と比較できるレベルで、今年は高卒プロ入りに拘って真剣に取り組んで欲しい逸材だ。 (打撃) パンチ力・打球の鋭さ・スイングの速さに光るものが感じられるスラッガー。じっくりと打席に入り、自分の間を整えて投手に正対させていく。 スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いてやや膝を曲げて構えている。懐が深く雰囲気のある構えをしている。投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げて真っ直ぐ踏み込んでいく。トップの動きを見るとぐいっと深く取る。しっかりと形成ができており、強い打球を生み出す要因となる。軸足に体重を乗せて体を突っ込まずに強く振り抜く。スイングスピードはかなり速く、打球の速さは高校生として上級だ。ヒットポイントは真ん中~外角。特に外角高めの半速球には強い。大きくフォロスルーをとっており、放物線を描いた打球が飛んでいく。スイングスピードとパワーには素晴らしいものがあるが、変化球の対応とインコースの対応が気になるところ。これは複数の試合を観戦してみていかないと判断できないため今回はここまでに留めておく。 (守備・走塁) 打球の反応は良く、フットワークも軽快。ボールの喰らい付きも良く、ショートゴロを掻っ攫ってアウトにするシーンも見られた。体の動きの切れも良く、尚且つ強肩。まだ危なっかしいプレーも見られ、安定感こそ感じないが、身体能力の高さが随所に光るプレーが何度も見られた。 塁間タイムを測ることができず正確なラップを図ることができなかったものの、塁上に出ると積極果敢に走ることができる選手であり、富田戦(2010年03月23日)では2盗塁を記録し、脚力は確かに高い。走力は宮下と同クラスか? ベースランニングからも俊足ぶりを伺える。クイック、牽制、スローイング技術が高くないバッテリーだったために盗塁技術を測ることはできなかった。
更新日時:2011.03.30

将来の可能性

高校生としては走攻守すべてにおいて高い水準を誇る。それを支えているのは身体能力の高さと練習量の多さだろう。スカウトから注目を受けるパフォーマンスはできる男だ。あとは変化球の対応を高めることがプロ入りへの最大の鍵になりそうだ。比較対照に挙げている宮下と比べると長打力、脚力に関しては同レベルで、守備力ならば村山が優れている。村山には宮下にはないボールの喰らいつきの良さがあるからだ。それだけではなく、走攻守すべてに自分の力を存分にアピールしようとする姿勢が個人的に好みだ。今年の夏では注目を浴びる存在になっていることだろう。予選を通してベストパフォーマンスをスカウトに見せ付けることができるか注目してみたいと思う。
更新日時:2011.03.30

短評

(観戦レポートより抜粋 2011年03月23日) サードの村山賢輔は評判の高い強打者で一度チェックを入れたかった逸材。 この試合では4打数2安打1ホームランを記録し、持ち前の強打を披露してくれた。 打球の速さが素晴らしいと聞いていたが、確かにこの選手の打球速度の速さは超高校級だ。スイングスピードの速さに加え、金属が重なり、とてつもない打球を見せてくれる。巻き込んで打つスタイルで打球方向はレフト方向が中心。特に高めに浮いた直球を好む。しっかりとトップを作り、ボールを引きつけて大きくフォロスルー。そして放物線を描く打球は惚れ惚れさせられる。ただ変化球の対応については分からない部分があり、レベルが上がる舞台で同じような打撃が出来るか。サードの守備については果敢に動く選手。ボテボテのショートゴロを掻っ攫うほどボールに対する食らいつきが良い。まだ守備のリズムに気になるところはあるが、ステップ、グラブ捌きはまずまずで地肩は中々強い印象を受けた。また脚力にも自信があるようで、走れるならどんどん走るタイプだ。昨年の関東一のスラッガー宮下 明大とかぶる部分があり、素材の凄味は負けていない。今後も注目される存在だろう。
更新日時:2011.03.25

1 Comment

  1. くり

    2024-03-18 at 9:36 AM

    選抜頑張れ!!!!!!!

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