吉永 健太朗選手 (日大三)

吉永 健太朗

球歴:日大三

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

短評

(観戦レポートより抜粋2010年11月16日) 日大三の吉永健太朗は2試合連続完投。 都大会でも3試合連続完投・決勝戦では完封勝利を挙げており、任された試合は殆ど完投をしているピッチャーだ。 球速は常時135キロ~140キロ(マックス145キロ)を計測したが、北海戦に比べると勢いがないように感じた。マックス140キロ後半の速球を投げる能力がありながらもこの試合は変化球中心の投球に終始した。スライダー、カーブ、縦のスライダー、チェンジアップと4球種を投げ分け速球を狙う浦和学院打線を抑え込んだ。 今年の選抜よりも投球が出来ている印象で、都大会で3試合連続先発をこなしたことで投球を覚えたのかという質問に対し、吉永は 「そうですね。今まではただ投げているだけでしたが、最近になって相手打者を分析しながら投げるようになりました。そして投げ続けることで力の抜き方も覚えるようになりました」と本人も連投をこなす中で、投球を覚えていることを実感しているようだ。 また決め球のチェンジアップについて。彼のチェンジアップはシンカー気味に落ちていく。 このチェンジアップを修得したのは1年秋。練習して投げたら空振りが多くとれたという。それからチェンジアップを磨いていき、彼のウイニングショットになった。まだ左打者しか使っておらず、これからは右打者にも使っていきたいと話した。 2年夏でマックス147キロをマークし、強烈なチェンジアップを投げていた吉永。フォームに癖がなく、2011年度のドラフト候補に挙がる投手だと思っていた。そのためにはひとつの課題を乗り越えなければならなかった。それはエースとして都大会を勝ち抜くことである。素晴らしい能力を持つ彼が公式戦を通じてエースとして成熟するか期待していたからである。彼は3試合連続完投・決勝戦完封勝利を挙げて都大会優勝を成し遂げた。この課題をクリアした彼は素晴らしい。 明治神宮大会での活躍によって彼の評価は更に高まっている。素晴らしいポテンシャルに投手としての総合力の高さと勝てる投手というワードが加わった。間違いなく来年のドラフト候補に挙がる投手だ。
更新日時:2010.11.24

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