浜田 晃成選手 (延岡学園)

浜田 晃成

球歴:延岡学園

都道府県:宮崎

ポジション:三塁手

投打:右 / 左

身長:173.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

延岡学園の4番打者。どっしりとした構えから抜群のヘッドスピードで強烈な打球を飛ばしていくスラッガー。打撃だけではなく、地肩の強さと軽快なフットワークを活かした三塁守備も良い選手だ。来年の九州を代表させるスラッガーであり、一目を置いている。甲子園で10打数5安打と大当たりを見せた浜田 晃成を取り上げたい。 (打撃) 甲子園で10打数5安打打率5割の大当たりを見せた浜田。1回戦の大分工戦(2010年08月11日)では好投手・田中から2安打。仙台育英戦(2010年08月15日)では第2打席でストレートをセンター前ヒット。第3打席もストレートをレフト前に打ち返した。そして第5打席はライト前ヒット。打っている投手は超高校級の投手から。好投手に対しても苦にしない打撃が持ち味だ。 スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いて膝を曲げて構えている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を回しこむように上げて真っ直ぐ踏み出していく。トップを深くとっていき、振り出していく。スイングはなかなか力感のあるスイングをしており、強烈な打球を飛ばしていく。頭の位置がかなり動くためミスショットしやすいのだが、崩されても軸足の粘りが素晴らしく、ヘッドを残して強いスイングができる選手なのだ。何よりもフォロスルーが大きく、振り切ればスタンドインさせるパワーを持っている。 この選手の良さはこれほどのヘッドスピードの速さを誇りながら、ヘッドを残すことができているので、非常にバットコントロールが良いのだ。そして下半身が開かず軸足が綺麗に回転することができているので、下半身に力を伝えることができている。打者としてのポテンシャルは今年出場した高校生の中でもかなり高いものがいえるだろう。 (守備) 打撃ばかり注目されるが、安定した守備を見せる選手である。打球に対する反応は良く、バウンドに合わせるのも上手いし、フットワークが軽快。ライトを兼ねるだけあり、地肩の強さはかなりのもので、三塁手向きの選手といえるだろう。 (走塁) 全力で駆け抜けることが少ないので、彼本来のタイムを測ることができなかったが、一度だけ全力で駆け抜けたタイムを測ることができた。タイムは4.10秒前後。中々の俊足で、走れる選手であることは分かった。
更新日時:2010.11.08

将来の可能性

今年の甲子園では2年生の活躍が目立ったが、その中でも彼のポテンシャルの高さは頭一つ抜けていたものがあったといえる。 抜群のヘッドスピードの速さとバットコントロールのよさを兼ね備えた打撃は魅力的だ。 新チームでは投手を務めているようだが、将来性は断然、野手。間違いなく来年の九州を代表するスラッガーだろう。 来年の宮崎は逸材揃いといわれている。最速147キロ右腕の吉田 奈緒貴宮崎商)、練習試合で最速151キロをマークしたといわれる武田 翔太宮崎日大)。 来年はまさに浜田対この2人の対決が目に浮かぶ。彼らの対決によってスラッガーの素質を伸ばしてくれることを期待したい。
更新日時:2010.11.08

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