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卒業生
田村 俊介

田村 俊介(愛工大名電)

都道府県:
高校:
学年:
2022 年卒
ポジション:
投手・内野手
投打:
左/左
身長:
178 cm
体重:
90 kg
データ最終更新日:2021年9月10日

短評







 今、広島ファンの中で評価が急上昇中の選手がいる。それが新人の田村 俊介内野手(愛工大名電出身)だ。

 明徳義塾中時代から卓抜としたバットコントロールが光った田村。高校時代の3年間で、さらに力強さが増し、木製バットでも「即戦力級」と思わせるほどの打撃の完成度の高さがある。スクエアスタンスで構え、スイングの軌道をみると、インパクトの瞬間までインサイドアウトで捉えることができる。振り遅れすることがほとんどない。178センチ、90キロと高校生離れした体格。特に下半身が太く、これが強靭なパワーを生んでいるといえる。

 愛工大名電のネット裏にはティー打撃のスピードを測定できるスピードガンがあるが、ドラフト前の取材で、別の練習シーンを撮影していた私をわざわざ呼んで、ティー打撃を見せてくれたが、驚きの156キロをマークした。このスピードを出して、田村はこう笑った。
「ぜひ(この映像)使ってくださいね!」
 
 田村は良い意味で、自分から目立とうとする姿勢がある。NPBは目立ってナンボの世界でもある。控え目になる必要もないし、自分の強みをアピールするチャンスがあれば、積極的にアピールするべきだと思っている。

 1年目はファームで多くの出場機会を得ることになりそうな田村。高卒新人打者の1年目の2軍戦での打率の目安は.200を超えることだといわれる。

 田村については打率.250〜300、本塁打は5本以上を期待したい。それができる選手だと思っている。

 まずパワー、打撃技術は高校生としては合格点で、木製バットの対応も甲子園が終わった9月からずっと練習を行ってきた。愛工大名電には、夏の公式戦が終わった3年生を対象にしたUCLBと呼ばれるプログラムがある。練習も現役選手と同じくらいの強度で行い、木製バットで打撃練習をするだけではなく、実戦の機会を設ける。実際に夏の高校野球後も、高校、大学、社会人クラブチームと練習試合を行ってきた。

 倉野監督は高校生の段階から実戦で木製バットの難しさを痛感し、次のステージへ進んでほしいという考えを持っている。田村はNPBで活躍するために用意周到に準備をしてきた選手といえる。紅白戦のフェンス直撃二塁打も、そういう準備が生きているといえる。

 技術的、精神的に優れ、活躍は必至な選手だと思う。愛工大名電にとっても、次のステージへ向けて育成システムを改革する中で生まれたプロ野球選手でもあるだけに、田村にかかる期待は大きいだろう。

 広島の高卒左打者は、活躍する傾向が強い。昨年、高卒5年目で打率3割超え、2ケタ本塁打を達成した坂倉 将吾捕手(日大三出身)のような成長曲線を描ければ理想的だといえる。ぜひ大打者になることを期待したい。

情報提供・文:2022.02.13  河嶋 宗一

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