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卒業生
万波 中正

万波 中正(横浜)

都道府県:
高校:
学年:
2019 年卒
ポジション:
右翼手
投打:
右/右
身長:
190 cm
体重:
89 kg
データ最終更新日:2018年10月9日

寸評

 北海道日本ハムに指名を受けた万波中正。一時はベンチ外、控え番号になる経験を味わいながらもファンの関心は非常に高かった。それだけ万波のポテンシャルの高さにほれ込み、爆発することを願っていたからだろう。神奈川大会では大爆発し、ようやく本物か?と思ったところ、甲子園では14打数2安打に終わり、高いステージでの大爆発はプロで持ち越しとなった。
 最終寸評をお届けしたい。

 (打撃)
 とにかく最終学年は苦しんでいた。
 3年春の地区予選のこと。万波はノーステップになっていた。重心を低くした構えだが、始動の仕掛けが遅く、両腕が硬直した状態から振り出すので、ストレートに振り遅れる形となり、凡打を繰り返す万波。そこから足を上げたり、ノーステップにしたりと、フォームが変わり、関東大会の明秀学園日立戦では代打で3球三振。状態は深刻。一時はベンチ外となった。


 だが、この期間で、しっかりと見つめなおしたのだろう。この夏の万波は入学してから最も打てる構えとなっていた。少し左足を開いたオープンスタンス。グリップの位置はやや低く、重心を下げた構えとなっている。以前の万波と違うのはグリップ位置がこれまでより低いこと。少しオープンスタンス気味にしたことで懐が広くなり、今までよりも視野が広く感じるのではないだろうか。「さあ、いらっしゃい」という感じである。

 投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、動き始めはやや早い。トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引いていく。高校3年春まで上半身に力が入りすぎてしまい、またタイミングの取り方をつかむことができず、肘を畳めず外回りが大きいスイングだった。最後の夏も外回りなスイングだが、脇を締めて、ぎりぎりまでボールを呼び込んで打ちに行く形が神奈川大会ではできており、どのコースにも対応ができた。
 
 ただ甲子園の打席を見ると広すぎるストライクゾーンに戸惑ったのか?全くタイミングを取ることができず、下半身の重心移動がうまくいかず、いわゆる手打ちになっていた。万波は並み外れたパワーがあるが、タイミングの取り方をつかんでいない。

(守備・走塁)
 プロの舞台では高校より若干ゾーンが狭くなるので、万波にとって多少有利。プロ1年目ではどれだけタイミングの取り方を覚え、打てるか。ほかの選手よりはだいぶ時間がかかるが、はまればプロでも一気に本塁打を量産する可能性を持った逸材。我慢強く見る必要がある。

 塁間タイムは4.1秒と右打者として驚異的なタイムで、左打者ならば3.8秒ほどと瞬発力は非常に高いものがある。プロではしっかりと盗塁技術を覚えれば、10盗塁は狙えるものはある。

 外野守備を見るとそつなく守っている印象。全く動けていなかった1年生と比べるとだいぶ守備に対する能力は改善されたといえる。何といっても魅力は150キロ近い速球を投げ込む強肩。コントロールは大荒れだが、いずれにしても、強肩をウリにできるレベルになると思うのでしっかりと磨いてほしい。

将来の可能性

 球団の育成力、我慢強さが問われる選手で、若手を育てることに定評がある北海道日本ハムならば育てられる予感はある。ボールを当てる能力、タイミングの取り方などプロに入る野手と比べると劣るところはある。かなり苦労するだろう。低打率にあえぐだろう。
 ただ万波はそれを乗り越えていける人間力の強さはあると信じている。

 プロ1年目はファームで60試合~70試合の出場が予想され、打率2割前後、本塁打は5本打てれば御の字ではないだろうか。3年目か4年目で一気に爆発する形になれば理想的だといえる。

 ぜひ5年後には多くのプロ野球ファンがワクワクするようなスケール抜群のスラッガーへ成長するか。はまれば、30本塁打は狙える逸材。ぜひ大当たりになることを願いたい。

情報提供・文:2019.01.31  河嶋 宗一

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