究極のベースランニングは四角?オリックス・佐竹学コーチが語る「上級者」の走塁
オリックスの走塁練習の様子
宮崎県清武町でキャンプを行うオリックス・バファローズ。第2クールの初日となる6日は朝10時より練習を開始し、選手たちは外野で入念に体をほぐした。それから選手たちはスパイクに履き替えて、1塁側のファールゾーンでダッシュをすると、そのままホームと二塁の2か所に分かれてベースランニングが行われた。
各選手が軽快な動きでグラウンドを駆け抜けていくが、プロ野球のキャンプでベースランニング単体でメニューを組まれるのは多くない。別の練習と並行して実施することが多い。しかしこれは、「いい意味でこちらが求める走路、ベースランニングの方法を意識付けさせるためにやっています」と佐竹学外野守備・走塁コーチは説明する。
そんな佐竹コーチが考える理想的な走り方とは何なのか。話を聞くと無駄をなくすことだった。
「ベースを蹴ってからあまり膨らまずに直線に入ることです。曲線で走ってしまい無駄が出来てしまうと、走る距離も長くなります。一言では難しいですが、そこで上手い選手と差が出てきます」
いかに直線で走り続けることが出来るか。そして直線で走るためには、どうやってベースを蹴るのか。求めれば求めるほど走塁の世界は深い。それだけ難しいものでもあるが、逆に上達できるポイントがあり、考える余地があるということではないだろうか。
(記事=編集部)