中日・柳裕也の最後の夏。ブレイク間近だった2年生左腕・松井裕樹の前に準々決勝敗退
横浜高時代の柳裕也(中日ドラゴンズ)
8月20日までで6試合を投げて防御率は2.36と好成績を残している竜のエース候補・柳裕也。今回は柳の高校時代を振り返りたい。
柳裕也(横浜2012年)
神奈川大会
2回戦 8対0 上矢部
3回戦 9対0 有馬
4回戦 7対0 大和南
5回戦 12対2 日大高
準々決勝 3対4 桐光学園
柳は2011春夏、2012春と甲子園に出場。2011春の甲子園では背番号2桁での出場だったが夏の甲子園ではエースナンバーを勝ち取り活躍。3年春の甲子園ではエースとしてチームをベスト8に導き、本塁打も放った。自身4度目の甲子園へ、最後の夏に挑んだ。
5回戦まで順当な勝ち上がりを見せると準々決勝の相手は現楽天の当時2年生だった松井裕樹がいる桐光学園と対戦。同点で迎えた8回裏に3点の勝ち越しを許してしまいチームの追い上げも及ばず4対3で敗退。最後の夏は甲子園の土を踏むことなく終えた。
明治大学に進学すると1年春から試合出場も見せ、3年夏には日本代表に選抜される。3年秋と4年春にベストナイン、日米大学野球選手権大会ではMVPと最優秀投手賞を獲得。
4年秋には全国制覇も経験する活躍を見せ、2016ドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受けてプロ入り。
即戦力として期待されたが2017年、2018年と21試合を投げて勝ち星はわずか3にとどまる。しかしプロ3年目となる2019年、開幕1軍入りし26試合を投げて11個の勝ち星を挙げるなどの活躍を見せて1年間ローテーションを守り通す。現在は6試合を投げて2勝3敗の成績。竜の未来のエースがこの先どんな投球を見せてくれるのか。注目していきたい。
(記事:編集部)
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