自宅帰省、練習時間制限。東北各校の練習事情
各都道府県の春季大会が相次いで中止となっている現在だが、東北地区は春季大会はまだ開催の可能性が残っている。青森県と福島県の2つのみ開催に向けて準備が進んでいる。このまま開催となるのか、動向に注目したいが、東北地区の各校の練習状況はどうなっているのか。
まず先日中止が発表された宮城県内は県立校などの公立校に対して休校が発表されており、活動は自粛。その中で電話取材に答えていただいた公立校に話を聞くと、練習活動をしていた時期は、検温など細心の注意を払って練習をしてきた。
また山形の私学校は3月中旬から組んでいた練習試合・遠征はすべてキャンセル。オフ期間、選手の代表者4名とスタッフで毎週ミーティングして、振り返りと練習計画を立てるなど意識の高い行動をしてきたが、3月に活動自粛が決まり、そして4月は県大会・地区予選がすべて中止となり、改めて夏へ向けて感染対策を行いながら、活動方針、活動内容を見直している。
また青森の学校では練習ができているチームもある。もちろん感染対策を徹底的に行い、練習時間を3時間に制限。手洗いやうがい、検温など細心の注意を払って練習をしている。
また県外生が多い盛岡大附は休校要請がなされた2月下旬に寮生を自宅に帰省する判断を取った。
関東と比べると、練習できている地域はあるが、この緊急事態宣言や感染拡大の影響を受けて、自粛するチームも増えている。果たして、東北の春は開けることができるか。
(記事=田中 裕毅)
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