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明治大推薦合格者43人中、21人がセンバツ出場 過去3年間に入学した実力者たち

2022.01.30

明治大推薦合格者43人中、21人がセンバツ出場 過去3年間に入学した実力者たち | 高校野球ドットコム
左から毛利 海大、村田賢一、藤江 星河

 28日、第94回選抜高等学校野球大会(以下、センバツ)に出場する32校が発表されたが、過去にはセンバツを通じて全国に名が知れ渡り、その後の進路に影響を及ぼすというケースも少なくない。

 そこで今回は東京六大学に所属し、過去に40回リーグ優勝を経験した明治大に過去3年間で推薦入学を果たした逸材たちの中で、センバツを経験したメンバーの顔ぶれを見てみたい。

 過去3年間で21人の選手たちが高校3年間でセンバツを経験し、甲子園の舞台で躍動していた。
 春から新3年生となる2020年組では、春日部共栄(埼玉)の主力バッテリーだった村田賢一投手ー石崎聖太郎捕手の2人をはじめ、履正社(大阪)出身の西川黎内野手など合計7人が明治大の門を叩いた。

 その後、2021年に入学したメンバーはセンバツが中止となったが、代替試合となる甲子園交流試合が開催されたため、それを対象にしながら見渡すと、大阪桐蔭(大阪)のエースにして、早くもリーグ戦デビューを果たしている藤江星河投手を筆頭に7人がセンバツを経験。
 藤江以外の投手陣では、2019年の明治神宮大会優勝校・中京大中京(愛知)の主力投手だった松島 元希投手。そして2019年のセンバツを経験した札幌第一(北海道)の山田 翔太投手の3人が経験した。

 野手では藤江の大阪桐蔭からチームメイト・加藤 巧也内野手。その大阪桐蔭のライバルとして注目される履正社から明治大へ進学した池田 凛内野手。そして1年生ながらレギュラーとして活躍し、大学代表候補合宿にも呼ばれた宗山 塁内野手(広島広陵出身)も、2019年に開催されたセンバツに出場していた。

 そして4月から入学する選手たちのなかには、7人がセンバツを経験している。
 優勝校の東海大相模(神奈川)で正捕手を任された小島 大河捕手をはじめ、常総学院(茨城)・大川 慈英投手や福岡大大濠(福岡)・毛利 海大投手といった各チームのエース格。さらに野手でもセンバツ4強の天理(奈良)から瀨 千皓外野手、東海大菅生(東京)で投打で活躍した千田 光一郎外野手が明治大のユニフォームに袖を通す。

 過去3年間で推薦入学は43人だったが、そのなかで21人と半数近くがセンバツの舞台を経験しているところからも、改めて明治大の凄さが見えてくるところだ。センバツの熱戦はもちろんだが、春季リーグ戦で明治大から次にどんな選手たちが現れるかも楽しみにしたい。


<2020年入学>
【投手】
村田賢一投手(春日部共栄
石原勇輝投手(広島広陵)
森勝哉投手(広島広陵)
渡部慎之介投手(桐蔭学園

【捕手】
石崎聖太郎捕手(春日部共栄

【内野手】
大音壱汰内野手(津田学園

【外野手】
西川黎外野手(履正社

<2021年入学>
【投手】
藤江 星河投手(大阪桐蔭
松島 元希投手(中京大中京
山田 翔太投手(札幌第一

【内野手】
池田 凛内野手(履正社
加藤 巧也内野手(大阪桐蔭
宗山 塁内野手(広島広陵)

【外野手】
山内 陽太郎外野手(米子東

<2022年入学>
【投手】
大川 慈英投手(常総学院
毛利 海大投手(福岡大大濠

【捕手】
小島 大河捕手(東海大相模

【内野手】
三輪 拓未内野手(常総学院

【外野手】
植田 颯斗外野手(加藤学園
瀨 千皓外野手(天理
千田 光一郎外野手(東海大菅生

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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