目指せ2年後のドラ1!東芝に進む154キロ右腕・北山比呂は宮川哲パターンの成長を期待!
北山比呂投手
2月13日、社会人野球の強豪・東芝の新加入選手が発表された。その中で気になる新人は北山比呂(横浜-日体大)だ。高校時代は最後の夏に145キロを計測したが、1学年下の藤平尚真(東北楽天)の陰に隠れる形で終わった。
日体大4年間は北山の能力を大きく伸ばすことになる。まず元中日の辻孟彦コーチや松本航(西武ライオンズ)
から指導を受け、メキメキと成長。特に松本のアドバイスから投球フォームの感覚をつかみ、最速154キロまで球速を伸ばし、4年春にリーグ戦初勝利と初完封を果たし、一気に5勝。4年生で6勝を上げた。
しかしドラフトでは惜しくも指名漏れとなり、社会人野球で鍛えなおすこととなった。北山を見ていると、埼玉西武ドラフト1位の宮川哲を思い出す。宮川も上武大時代は全国大会の経験も豊富な149キロ右腕だったが、指名漏れとなった。それから今では常時150キロ台の速球とパワーカーブとフォークを売りにする速球派右腕へ成長し、ドラフト1位へ成長した。
投手としてのタイプ、高校時代もバリバリの大エースではなかったなど、境遇は非常に似ている。
剛速球に加えて、ハイレベルな社会人打者の抑える術を身につけ、北山はこの2年間でドラ1候補までに成長できるか楽しみだ。
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