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プロ最小の3登板に終わった藤平尚真(東北楽天)、4年目は大ブレイクのシーズンにできるか?

2019.11.03

プロ最小の3登板に終わった藤平尚真(東北楽天)、4年目は大ブレイクのシーズンにできるか? | 高校野球ドットコム
高校時代の藤平 尚真

 今シーズン3位と躍進を果たし、クライマックスシリーズでは日本一した福岡ソフトバンクに唯一勝利を挙げた東北楽天ゴールデンイーグルス。その中で、キーマンとして期待されるのが藤平 尚真だろう。

 横浜高校時代から150キロを超える速球を投げる速球派右腕として注目された藤平はドラフト1位で東北楽天に入団。

 プロ1年目から8試合に登板し、3勝4敗、防御率2.28の好成績を上げ、プロ2年目は14試合を投げて4勝7敗、81.1回を投げ、防御率4.43とプロの壁を痛感しながら少しずつ積み上げていった。

 飛躍を狙った3年目だが、最少の3試合に終わった。それでも藤平は再び一軍で活躍するために二軍で奮闘を続けてきた。

 19試合に登板し、9勝2敗、防御率2.91、117.2回を投げ、イースタンリーグ最多となる107奪三振と好成績を上げている。

 常時145キロ前後のストレートは威力があり、変化球も決まった時は空振りが奪え、さらに完投能力もある。来年へ向けてどの球種もブラッシュアップしたいところだろう。

 今年は長年、ローテーションとして支えた美馬学藤代出身)がFA宣言を行った。その美馬が抜ければ、先発の枠は1つ空くだけに藤平にとっては大きなチャンスである。

 高卒4年目は飛躍のシーズンにすることができるか。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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