丸亀城西vs高松桜井
丸亀城西2年生遊撃手・水野 達稀、攻走守に躍動!
昨日は第2シードの英明が丸亀に延長で、第4シードの坂出も香川中央に敗れる波乱があった「第99回全国高校野球選手権香川大会」。はたして、シード勢で最後の登場となった第3シード・丸亀城西も立ち上がりは硬さが目に付いた。1・2回は2年生右サイド・大西 徳哉(2年・173センチ70キロ・右投右打・善通寺市立西中出身)が打者の打つ気をそらし、まったく危なげなく6人を抑える一方で、打線は個々のスイングが重い状況が散見された。
しかし、丸亀城西は3回表一死から俊英3番が閉塞感を一気に打ち破る。
香川県高野連招待試合でもライトスタンドへ豪快な高校通算14本目の本塁打を放った水野 達稀(2年・遊撃手・168センチ67キロ・右投左打・丸亀市立南中出身)は高松桜井先発・野口 陽平(2年・178センチ67キロ・右投右打・178センチ67キロ・高松市立太田中出身)から100メートル先にある右翼フェンスを直撃する三塁打。スタンディングトリプルで11.72秒をマークした躍動感は、続く4番・清水 啓右(3年主将・捕手・176センチ77キロ・右投右打・多度津町立多度津中出身)の中前に落とす先制打への原動力となった。
さらに水野は5回裏に無死一・二塁から相手投手の代わり端を叩く右翼線適時二塁打と再三の好守で勝利に大きく貢献。先発の大西も9回裏二死二塁から高松桜井3番・岩井 元希(3年・中堅手・174センチ63キロ・右投左打・高松市立太田中出身)に意地の中前適時打を許したものの、わずか87球で4安打2死球4奪三振完投。リズムよく打線につないだことが、7・8回のダメ押し点につながった。
こうしてシード校の責任をまずは果たした第3シード・丸亀城西の3回戦は、7月16日(日)[stadium]四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀[/stadium]で10時から行われる大会第7日・第1試合 藤井学園寒川vs観音寺総合の勝者と対戦する。
(レポート=寺下 友徳)
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