東海大五vs朝倉光陽
得点シーン(東海大五)
東海大五、中盤に打線が爆発! 3回戦進出!
強風で、掲揚台の旗も真横に棚引く…というよりも、煽られると言ったほうが正しいだろうか…気温8℃。
とにかく寒い中での試合になった。
このような天候だとミスも多くなると思われた試合だが、序盤はなかなか動かなかった。
3回が終わった時点で、東海大五は出塁はするものの得点はゼロ。
一方、朝倉光陽もヒットは出るもののチャンスを作ることができなかった。
均衡を破ったのは、東海大五。
4回表、1アウトから5番吉田のヒットを足がかりに椛島、井上の連打で先制する。
しかし、ランナーが挟殺されるなどミスもあり、この回は1点に終わる。
先制された朝倉光陽はその裏、先頭の3番馬田(まだ)(康)、4番砥(と)綿(わた)の連打でチャンスを作ると6番片倉の安打で同点、8番樋口の安打で逆転に成功した。
東海大五の打線に火がついたのは、5回。
先頭1番高橋が三塁打を放つと、2番田中(仁)の犠飛ですぐさま同点に追いつくと続く、南里、木村、吉田の連続安打、相手のエラーも絡みこの回打者一巡で一挙6点を挙げる。
更に6回表には、0アウト満塁からの死球押し出しで1点を追加。
朝倉光陽も本塁併殺にするが、ピンチは続き7番井上のタイムリーでさらに1点追加する。
砥綿(朝倉光陽)
朝倉光陽は6回裏に先頭の砥綿の二塁打、5番馬田(庸)の長短打で0アウト1,3塁のチャンスを作るも、6番片倉の外野フライの際、タッチアップを試みたが離塁が早かったと判定されアピールアウトとなってしまう。
9-2で迎えた7回表、東海大五はさらに連打でたたみかける。
先頭の9番水本に始まり、田中(仁)、南里の連続安打、木村は死球、吉田、椛島の連続安打。動き始めた4回以降毎回得点でこの回5点。14-2とさらに朝倉光陽を突き放す。
なんとか反撃したい朝倉光陽だったが、サード椛島の好捕にも阻まれ、7回コールドでゲームセット。
中盤に打線が爆発した東海大五が3回戦へと駒を進めた。
一方、敗れたものの朝倉光陽は、学校の統合で現在の形となってまだ数年のチーム。
連打も出る反面守備でのエラーや走塁のミスも見られたが、伸びしろは大いにある。
今後の飛躍に期待したい。
(文・撮影=鎌倉 彩)