山川のハイペースはいつまで続く?屈辱もバネに
山川 穂高(中部商出身)※写真は2020年のキャンプより
西武・山川 穂高内野手(中部商出身)が、とんでもないペースで本塁打を放っている。ここまでパ・リーグトップの14本塁打をマーク。出場23試合で14本塁打。このペースが続けばシーズン80本を超える。このペースを維持していくことは難しいだろうが、本塁打王奪回を目指す山川にとっては、最高の滑り出しをしていると言える。
3月 5試合4本塁打
4月 10試合4本塁打
5月 8試合6本塁打
3月に驚異的な本塁打ペースを実現したかと思ったが、3月30日に右太もも裏を痛めて登録抹消というアクシデントに見舞われた。しかし、4月19日に復帰すると、遅れを取り戻すどころか、さらにペースアップした。5月に入って8試合で1試合2発を含む6本塁打だ。
2018年、2019年と2年連続で本塁打王に輝いた。47本と43本。チームのリーグ連覇にも貢献した。しかし2020年から2シーズンはともに24本に終わった。「半減」した。フォームを改造した影響もあってか、自分の打撃を見失いかけていた。
今年は本塁打王に輝いたシーズンでの量産した時期の感覚を思い出したという。
11日、同じ沖縄出身のソフトバンク東浜 巨投手(沖縄尚学出身)が達成したノーヒットノーランの相手という屈辱を味わった。3度の打席は「三ゴロ」「四球」「二ゴロ」。自慢の打撃を復活させている山川だけに、悔しさも倍増したはず。
これをバネに、再び本塁打量産態勢を築くかもしれない。