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「トライアウトはこれが最後」日米通算1241安打・西岡剛(元阪神)が目指す野球選手像

2019.11.12

「トライアウトはこれが最後」日米通算1241安打・西岡剛(元阪神)が目指す野球選手像 | 高校野球ドットコム
プロ野球12球団合同トライアウトに参加した西岡 剛選手

 11月12日に[stadium]大阪シティ信用金庫スタジアム[/stadium]で行われたプロ野球12球団合同トライアウト。出場43選手の中で最も注目を浴びたのが、今季はBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスでプレーした西岡剛だ。

 大阪桐蔭時代は高校通算42本塁打のスラッガーとして注目され、主将として3年夏に甲子園出場。初戦で東邦に敗れたが、2安打を放って存在感を示した。

 2002年のドラフト会議でロッテから1位指名を受けて入団すると、3年目の2005年にレギュラーの座を掴み、チームの日本一に貢献。その後も第1回WBCの優勝メンバーになるなど、日米通算1241安打を放ち、球界を代表する内野手として活躍したが、昨年オフに阪神から戦力外通告を受けた。

 昨年もトライアウトを受験したが、獲得に乗り出すNPB球団はなく、今季はBCリーグ・栃木で現役を続けた。59試合に出場し、打率.335、7本塁打の活躍でチームのリーグ初制覇に貢献した。

「これが最後のトライアウト」と決めて臨んだが、4打数無安打という結果に終わった。対戦投手と詳細は以下の通り。

村中恭平(ヤクルト) 見逃し三振
菊沢竜佑(元ヤクルト) 二ゴロ
立田将太(北海道日本ハム) 一ゴロ
松本直晃(埼玉西武) 空振り三振

 結果を残すことはできなかったが、西岡が打席に立つ度にファンからは大きな拍手が送られた。ファンに向けて西岡はこのようにコメントを残した。

「こうしてプレイヤーとして続けているのもファンの皆さんの応援がすごく支えになっているので、『最後までやり切ったな』と応援してもらえるような選手になりたいです」

「常にチャレンジし続ける人生」と話す西岡は今回の結果に関わらず、現役続行の意思を示した。取材を終えると、大勢のカメラに囲まれながら車に乗り込むなど、注目度の高さは健在。球界を盛り上げてきたスター選手の今後の動向に注目したい。

取材=馬場 遼

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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