浦和学院vs花咲徳栄の黄金カード再び!埼玉準決勝2試合も激戦必至!
井上朋也(花咲徳栄)
浦和学院vs花咲徳栄の黄金カード再び!埼玉準決勝2試合も激戦必至
すでに関東地区は、茨城、群馬、栃木は大会が終了し、残りは山梨、千葉、埼玉、神奈川となる。今回は、その中で、埼玉県で5日に開催される準決勝2試合の見所を紹介したい。
花咲徳栄vs浦和学院の過去の対戦をさかのぼると、2018年春季県大会決勝で対戦している。その時は、浦和学院が6対5で勝利した。
ちなみに、甲子園出場がかかった2017年の夏の埼玉大会決勝では、花咲徳栄が5対2で勝利している。果たして今年の戦いはどちらが制するのか?
花咲徳栄は、2試合連続本塁打を放っている4番・井上朋也を中心に打線の破壊力は、今大会ナンバーワンといってもいいだろう。4強に勝ち進んだチームは全て得点力は高いが、個々の打者の能力は花咲徳栄が上回る。投手陣では左腕・高森陽生のピッチングがカギとなる。
浦和学院もまた、投打ともに総合力は高い。右腕・三奈木亜星、右スリークォーター気味から140キロ中盤の速球を投げ込む美又王寿の2枚看板は強力だ。打線は、主将・金丸斗南、1番・吉田匠吾が軸となる。
実力は拮抗しており、シーソーゲームが予想される。
西武台は、準々決勝で、タレント揃いの野手が揃う昌平に完封勝利。今年のチームを引っ張るのは、エース増田優真と、捕手・伊澤走のバッテリーだ。増田の変幻自在な投球術と、その増田の持ち味を引き出す伊澤のインサイドワークと強肩に注目したい。
対する川口市立は、準々決勝で春日部共栄に完投勝利を挙げたエース原口稜平が柱となる。原口は制球力が高く、130キロ前半の速球、スライダー、チェンジアップを低めに集めるピッチングで打たせて取る投球が持ち味。また、打線はスイングが鋭い選手が多く、4強まで勝ち上がってきたのも頷けるほどの総合力の高さがある。
この試合も接戦が期待できそうだ。
◇10月5日の試合予定