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強豪校は行進で分かる!PL学園伝統の行進は、威厳を持って、粛々と

2016.08.10

新企画!『バトルスタディーズ×グラゼニ女子芹玲那の夏の甲子園レポート』
第2回:強豪校は行進で分かる!PL学園伝統の行進は威厳を持って、粛々と

 皆さんこんにちは、芹 玲那です。
『バトルスタディーズ×グラゼニ女子芹玲那の夏の甲子園レポート』
第2回は、現地より生でお届けします!

強豪校は行進で分かる!PL学園伝統の行進は、威厳を持って、粛々と | 高校野球ドットコム

グラゼニ女子芹玲那が現地より生でお届けします

 第98回全国高等学校野球選手権大会、初日から熱戦が続いていますね。

 開幕戦(試合レポート)は、佐久長聖(長野)vs 鳴門(徳島)。
佐久長聖藤原 弘介監督は、『バトルスタディーズ』の作者・なきぼくろ先生PL学園で甲子園出場した時の監督!

 惜しくも試合には敗れてしまいましたが、両チームの全力プレーに胸が熱くなりました。
印象的だったのが、試合後、応援団への挨拶の時、涙でなかなかその場を動けなかった佐久長聖花岡 遼太選手の元にいき、一緒にベンチに戻る主将・元山 飛優選手。
その背中に今大会最多159人の部員をまとめ上げた逞しさを感じました。

 今大会注目の、履正社寺島 成輝選手は球速150キロを記録し、11Kの圧巻のピッチング。
東邦藤嶋 健人選手の脅威の4安打6打点。
2日間で早くも10本の本塁打が飛び出す等、1試合1試合振り返っていきたいのですが、今回の記事では、開会式の方へ目を向けてみたいと思います!

バトルスタディーズではこのようなシーンがあります(第1巻第7話)。

強豪校は行進で分かる!PL学園伝統の行進は、威厳を持って、粛々と | 高校野球ドットコム

バトルスタディーズ第1巻第7話より

 皆さんは「この学校迫力あるな…」なんて感じたことはありませんか?入場行進は特に各学校の特色が出るので必ず観るのですが、以前なきぼくろ先生が「強豪校は行進で分かる」と仰っていたんです。

 今回先生も開会式を生でご覧になったということで!
名門PL学園出身のなきぼくろ先生にお話しを伺いました!

なきぼくろ先生PL学園でも通常の練習の最後に入場行進の練習をします。手と足はきっちり揃えながらも、なるべく自然な感じで行進します。威厳をもって、粛々と。勿論笑ったりはしません。

―――厳しい練習の後に、入場行進の練習が…!
「笑顔禁止」で有名なPL学園。今は「常笑」を掲げる学校があったりと、風潮は変わってきましたが、“行進が揃っている”“自然さ”は変わらないポイントですね。

なきぼくろ先生:入場行進はライト側から入って球場を一周しますが、学校名のコールが終わり、テレビカメラも観客もほかの学校に移ってしまう場所(3塁を越えてレフトに入ったあたり)になると、少し気が緩んでしまうんです。でも「強豪」「名門」と呼ばれる学校は、最後までビシッと行進していましたね!さすがです!」

―――なるほど、そういったところもポイントに!
次回注目してみてみたいと思います。

 更に、夏の甲子園の開会式を経験しているからこそのお話しも、聞かせて下さいました。

なきぼくろ先生:開会式は、テレビで見ているとわからないかもしれませんが、むちゃくちゃ疲れるんです。とにかく暑いし、緊張するし、変なこと出来ひんし……。行進が終わってエライ方々の挨拶を聞いている時は、足が棒になってヘロヘロになってるんです。選手たちの緊張と疲労が伝わってきましたね。すごいなーと思って見させてもらいました。ですので、開幕後の第一試合を戦った佐久長聖と鳴門の選手たちはホンマ大変だったと思います。その中で、とてもいい試合をして……感動しかありません。」

 なきぼくろ先生、貴重なお話しを本当にありがとうございました!

以前共演させて頂いたNPB通算283勝をあげた名投手・山田 久志さん(元阪急)も甲子園の開会式は必ず見ると仰っていました。

選手宣誓
など、開会式には高校野球の魅力が沢山詰まっていますよね。
上のポイントにも注目しつつ見ると、更に楽しめるのではないでしょうか!

 次回は、試合内容を交えつつ、12日に配信予定です!
今日も頑張れ、高校球児たち!

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『バトルスタディーズ』公式ツイッター、始めました!

@BATTLESTUDIES01

★プロフィール★

芹 玲那
(せり れいな)
週刊モーニングで連載中の野球漫画「グラゼニ」公認PRガール「グラゼニ女子」メンバー。
女優、育成型アイドル9-Bitsとしても活動中。
特技は選手権大会歴代優勝校の暗記。
主に東京都大会と甲子園中心に観戦。[stadium]神宮第二[/stadium]、[stadium]神宮球場[/stadium]、[stadium]甲子園球場[/stadium]への出没率が高いです。
見かけた際は是非声をかけて頂けたら嬉しいです!

グラゼニ女子オフィシャルサイトも合わせてチェック!

■高校野球ドットコムにてスペシャルサイト更新中!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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