試合レポート

埼玉平成vs慶應志木

2017.04.29

リリーフの山田が好投!埼玉平成が逆転勝利!

埼玉平成vs慶應志木 | 高校野球ドットコム
好リリーフの山田(埼玉平成)

 26日より開幕した春季埼玉県大会。[stadium]埼玉県営大宮公園野球場[/stadium]では2回戦 慶應志木埼玉平成の一戦が行われた。

 試合が動いたのは2回裏。慶應志木は一死満塁のチャンスをつくると打席には8番・中澤。中澤のきれいなセンター返しで1点を先制した。

 慶應志木の先発・衛藤 晃は序盤の3回まで安定した投球をみせる。
反撃したい埼玉平成は4回表、先頭の2番・土屋が安打で出塁すると3番・鈴木大がライトへの逆転本塁打を放ち2対1。鈴木の一振りで試合をひっくり返した。

 ビハインドとなった慶應志木も負けてはいない。5回に一死二、三塁のチャンスをつくり3番・青木が2点適時打を放ち、再び逆転。青木は塁上で小さくガッツポーズした。

 試合後半、埼玉平成は先発・時田から山田にスイッチする。山田は6回裏をきっちり3人で抑え、慶應志木の流れを止めた。

 シーソーゲームとなったこの試合を決めたのは、山田が登板した直後の7回表だった。埼玉平成は二死からチャンスをつくると、3本の適時打が飛び出しこの回一気に逆転、勝ち越した。

 試合は5対3で埼玉平成が逆転勝利。昨日のサヨナラ劇に続いて再三の逆転劇で接戦をものにした。2番手・山田は6回から登板し、無失点に抑える好投。流れを埼玉平成へと戻す役割を果たした。

 一方惜しくも敗れた慶應志木。先発・衛藤は9回を投げきった。5失点は許したものの勝負強い投球が光り、エースとしての役割をしっかりと果たした。 衛藤は4番も務め、慶應志木の中心を担っている。衛藤を中心とした慶應志木の今後の成長が非常に楽しみな試合をみせてくれた。

 2試合連続で接戦をものにした埼玉平成。30日に[stadium]熊谷運動公園野球場[/stadium]にて草加西と対戦することが決まった。今後の躍進に期待が持てる埼玉平成。今後の戦いにも注目していきたい。

(取材・写真=編集部

埼玉平成vs慶應志木 | 高校野球ドットコム
注目記事
2017年度 春季高校野球大会特集

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.28

春の福岡地区を制した沖学園(福岡)、勝利のカギは異例の「決勝直前沖縄合宿」だった

2024.05.28

【大分】佐伯鶴城は4戦3勝、杵築は4戦で1勝<強化試合>

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】川内商工が2試合連続逆転サヨナラ勝ち!雨のため2試合が継続試合

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】錦江湾が1点差勝利!出水工の追い上げ、あと1点及ばず

2024.05.28

【北海道】北海が逆転勝利、27連勝で4季連続V達成<春季全道大会>

2024.05.25

【関東】白鷗大足利が初、逆転サヨナラの常総学院は15年ぶり決勝<春季地区大会>

2024.05.25

【熊本】九州学院、熊本工が決勝へ<NHK旗>

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.05.25

【岩手】盛岡大附がサヨナラ、花巻東がコールドで決勝進出、東北大会出場へ<春季大会>

2024.05.26

【春季関東大会】常総学院・中村虎汰郎が二刀流の活躍で決勝進出に貢献!9回にはサヨナラに繋がるヒット!投手としてはセンバツ後に再転向で連日の好リリーフ!

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商