News

140キロ後半の速球はなくても、無失点の好投を見せる明治大右腕が見せる投球術とは

2022.12.03

140キロ後半の速球はなくても、無失点の好投を見せる明治大右腕が見せる投球術とは | 高校野球ドットコム
明治大・蒔田 稔投手

 大学日本代表強化合宿が2日、松山で開催された。初日は練習の予定だったが、4日の日曜日は雨が予想されるため、内容を変更して、初日から紅白戦を行った。

 多くの投手の好投が光ったが、その中でも持ち味を発揮していたのが、明治大・蒔田 稔投手(3年=九州学院)だ。多くの投手が140キロ後半の速球を披露する中、蒔田は140キロ前半。スピードでは勝負できないのは、6月に参加した大学候補合宿でも痛感しており、今回も同じ思いだ。だからこそ勝負するのは質の良い低めへの直球。140キロ前半の速球はスピンがかかっていて、投手としての素質の高さを実感させる。

 「自分は低めへしっかりとしたストレートを投げることができれば、打たれないと思っています」と語る。

 また大久保監督(九州産業大)からは、緩急を使った投球も評価されていた。

 6月の候補合宿では惜しくも漏れてしまったが「勉強になった」と振り返る。メンバーに選ばれるために自分の武器をアピールすると誓った蒔田。他の投手にはない投球術、質の高い投球を見せて代表入りを狙う。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【春季関東大会】白鴎大足利・昆野が最速152キロを計測!前橋商の剛腕・清水はまさかの5失点…。チームもコールド負け!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?