試合レポート

柏木学園vs中央農

2015.08.27

柏木学園が快勝!三連勝で本戦へ!

投打で活躍した大高(柏木学園)

 昨日までの肌寒い天気とは打って変わって、再び夏の暑さが感じられる晴天の中、秋季神奈川県大会北相地区予選Eブロックリーグ戦が[stadium]大和スタジアム[/stadium]にて行われた。2連勝でリーグ戦突破が確定となった柏木学園と、2敗でリーグ戦敗退が決まった中央農の一戦。

 試合は初回から動いた。
1回裏の柏木学園の攻撃。先頭山田が四球で出塁し、続く大高が左安打を放ち、無死一、二塁となる。3番坂下は堅実に犠打で送り、4番笹間のスクイズでランナー二人が還り2点を先制。2対0と柏木学園がリーグ戦突破の実力を初回から示す形となった。

 しかし、中央農も諦めずに3回表に猛攻を仕掛ける。
先頭片野が内野安打で出塁しすると、続く8番高木のバントは野選となり無死一、二塁。9番石田は痛恨の併殺となるも、1番後藤の四球、2番荒井の内野安打で1点を返すことに成功した。中央農としては、執念の1点であり、柏木学園としては、野選という小さなミスから生まれた失点となった。

 1点差に迫られた柏木学園はその裏、点差を広げる。
一死となると、1番山田の内野安打、2番大高の左中間を破る三塁打で1点を追加。さらに、3番坂下が中前適時打を放ち4対1とリードを広げることに成功した。

 さらに、5回にも柏木学園は追加点を挙げる。
先頭打者が四球で出塁するも、中央農の落ち着いた守備の前に併殺となり二死無塁。3番坂下の右安打、4番笹間の左越え適時二塁打で1点、さらに5番木野の中前安打で1点を追加。5回終わって6対1と柏木学園がリードした。

 なんとか反撃をしたい中央農であったが、5回以降は柏木学園先発大高、7回からマウンドに上がった坂上の前にチャンスを作ることができない。

 そして、迎えた8回裏の柏木学園の攻撃。
四球、犠打で一死二塁とすると、7番井上の左適時打で1点を追加。さらに、井上は盗塁を成功させ、8番今村の中前安打で生還。8対1と7点差となったため、試合終了となり、リーグ戦三連勝で柏木学園が本戦へのと進むことになった。

 残念ながら負けてしまった中央農は、人数が少ないながらも元気ハツラツとのびのびプレーをしていた。安打は全て単打となってしまっていたため、一発を打てる打者が今後出て来れば打線に華が生まれ、さらに上のレベルへとステップアップが期待できるだろう。一方で、柏木学園はエースの大高が投打の要となり、クリーンアップにも期待ができるチームとなっている。本戦は、9月5日から始まるが、できる限りの準備をして望んでいきたい。

(文=高校野球ドットコム編集部


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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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