山田哲人が最後の夏に放った甲子園唯一の本塁打
履正社時代の山田哲人 ※提供=共同通信社
初優勝をかけて22日の決勝戦に挑む履正社(大阪)。プロに進んだOBと言えば多くの人が山田哲人の名前を挙げるだろう。山田は高校時代から大型スラッガーとして注目され、同じくOBであるT-岡田(オリックス)になぞらえ、「T-山田」と呼ばれることもあった。
大阪大会を13年ぶりに制し、山田が迎えた最初で最後の甲子園。初戦となる2回戦で、中村奨吾(ロッテ)擁する天理(奈良)と対戦し3打数2安打、重盗からのホームスチールを決めるという活躍もあって履正社に軍配。3回戦へ駒を進めた。
迎えた3回戦では、2年生エースの歳内宏明(阪神タイガース)擁する聖光学院(福島)戦では6回表に歳内から同点2ラン本塁打。しかしチームは8回裏に3点を勝ち越され敗退し、山田にとって甲子園唯一の本塁打となった。
そんな山田哲人の、高校時代最後の試合となった2010年の3回戦、聖光学院(福島)戦を振り返りたい。