足立学園vs都立大山・都立六郷工科
背番号10番台でも関係ない！足立学園が4回に仕掛け快勝
高山（足立学園）
足立学園と都立大山・都立六郷工科の一戦は4回表まで0対0と拮抗した展開で試合が進んでいた。試合が動いたのは4回裏、3番高山乃安（3年）がストレートを捉えレフトスタンドへ飛び込む本塁打で試合の均衡を破る。
高山は「ストレートを狙っていました」と思い切り振り抜いた結果が練習試合でも、公式戦でも通じて初の本塁打となった。さらに二死二、三塁から8番で投手の杉本将司（2年）の適時三塁打。9番山本光陽（3年）の適時打で4対0とすると、5回裏には二死から高山が三塁打。そして二死一、三塁となって、ダブルスチールの間に1点を追加し、そして5番笈川蒼士（3年）の適時打で6対0と点差を広げる。
7回表、4番國広が三塁打を放ち、チャンスを作ると、無死三塁から5番石川充輝（都立六郷工科）の犠飛で1点を返す。
7回裏、一死二塁から4番秋澤樹生（3年）の適時打で7対1と点差を広げる。そして5番笈川が強襲安打で一死二、三塁とチャンスを作ると、その後、二死満塁となって、8番杉本が右中間を襲う鋭い当たりを放ったが、センター・石川がダイビングキャッチでコールドを阻止する。アウトの瞬間はこの試合、一番の盛り上がりであった。
投げては杉本が直球、スライダーを低めに集めて1失点完投勝利。3回戦へ駒を進めた。
足立学園の選手たちを見ると、背番号10番台の選手が多く出場している。背番号17の高山は「背番号は関係ないです！」と語るように、激しい競争が行われている足立学園。シード権獲得へ、全選手が躍動していきたい。
（取材・写真＝河嶋 宗一）
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