錦江湾vs志布志
錦江湾、2試合連続延長を制す
錦江湾は初戦の松陽戦に続いて2試合連続の延長戦を制した。
松陽戦同様、序盤の劣勢を終盤粘って追いついての劇的なサヨナラ勝ちに、中村敦監督は「子供たちのおかげ、子供たちの力」を連呼していた。
2-2の同点で迎えた7回、志布志はこの日2本の三塁打を放つ3番・新川拓弥(3年)が3ランを放つなどで4点を加え、大きな流れを引き寄せたかに思われた。
その裏、錦江湾も3番・竹内暉(2年)のセンターオーバー二塁打、5番・山本健介(2年)のライトオーバー三塁打などで3点を返し、すぐさま1点差に詰め寄った。9回裏二死二塁で、7番・上久保亮介(3年)の当たりはボテボテの二ゴロだったが、処理にもたついて内野安打となり、この間に二走・北湧成(3年)が一気にホームを陥れて、土壇場で試合を振り出しに戻した。
これで勢いづいた錦江湾は12回、簡単に二死になったあと、四球、ライト前ヒットで一三塁とし、3番・竹内が3時間25分の死闘にケリをつけるレフト前タイムリーを放った。
(文=政 純一郎)